太宰治大全 の感想

折節、太宰を読み返したいと思っていたところにこれを見つけた。難点は色々とあるが、太宰の全てを電子ブックで読めるのは素晴らしい。こういう使い方が出来るのが電子ブックの強み。。

太宰治の小説は全て、読者の心と感性に直接訴えかけてくる小説です。しかもほとんどが短編なので読み切るのに時間を費やす必要はあまりありません。なお、あれこれ頭脳と知性を働かせて、考え考えしながら読む必要のある小難しい小説を好む人でも、一度読んでみれば、太宰の小説の読み易さと親しみ易さの魅力に、すっかり魅せられるでしょう。残念ながら私は彼の有名な４，５点の小説しか読んだことがないのですが、この安価なkindle版の太宰治大全をダウンロードしたおかげで、ここに収められた２５０点にも及ぶと言う小説を、好きな時に好きな場所で好きなだけ乱読できるようになったので、まるで幸せをダウンロードしたような「ほくほくした」気分です。