パジャマな彼女。 3 (ジャンプコミックス) の感想

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参照データ

タイトルパジャマな彼女。 3 (ジャンプコミックス)
発売日2012-10-04
製作者濱田 浩輔
販売元集英社
JANコード9784088705231
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

ちょっと切ないお話ですが、最近あまりそういうのを読んでなかったので新鮮でした。
また、絵も群を抜いていると思います。3巻での終了は残念ですが、ぜひ通して
読んでいただきたいと思います。次回作、大いに期待しています。
(デジタル版は裏表紙のイラストが収録されていないようです。白井雪姫の絵が
見られないのは残念です)

濱田浩輔「パジャマな彼女。」3巻。

テコ入れ的展開の後に終了が決定した、という事で纏めて読むと打ち切り臭さは否めないが
その分最後の3話に作者が描きたかったであろう真剣で切ない恋愛の模様が集約されているんじゃないか、と思う
それを改めて読んで思うに、無理に少年誌という大きな括りにこだわらなくても
本当に描きたいものを描ける場所で、
伝えたい事を伝えられる場所で、
もっと伸び伸びと描いた方がいいのではないか、と
思春期特有のペーソスだとか、選べない相手に自ら別れを告げる切なさ、好きな相手が居なくなってからの苦しみの表現
そのどれもがどちらかと言えばご多分に青年誌やサブカル誌向けであり
きっとジャンプという雑誌の明るさには似合ってない。

そういった読者層と噛み合ってない部分が作品に影響を与えた部分はあると思うけど
裏を返せば、そういう恋愛や青春に対して厳しい、容赦のない視点を持っている事は分かったし
ジャンプ以外の雑誌でならその「切なさ」を活かせるんじゃないかと
濱田さん本人もそれには自覚的なようで(?)
あとがきにはジャンプ自体に関して今までありがとう、と別れを示唆する言葉も入っています
非常に可能性を感じた作品だったのは間違いないので、これをきっかけにまた新しい作品で開花して欲しい。
最後は、計佑もちょっと男っぽくなっててそこもまた嬉しいポイントの一つで。

志半ばに終わってしまった感はアリアリだが、一応のカタは付けて終わっているので
その点ではうやむやにするよりかはよっぽど良かったと思う。
まくらは、本当に可愛いヒロインでした。

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