ウィリアム・モリス - クラシカルで美しいパターンとデザイン- の感想

一度本屋で立ち読みしてから買うのを迷っていたのですが、Amazonで在庫切れしているのを見て慌てて本屋で買ってきました。

この本の特徴として
　・全ページカラーである
　・一作品1,2ページの紹介で、、多くて5ページほど
　・内容は　パターン（壁紙）:ブックデザイン:建築（レッドハウスなど）＝7：2.5：0.5　ほどの配分
　・まとまった文章としてのページは　始めのモリスのプロフィールや各章ごとの説明、合間に入るモリスを取り巻く人々の紹介が
　　あるくらいで、ほとんどがモリスのデザイン画
…という点があげられます。

こういったデザイン本や画集を立ち読みするとき、文章をさっと読むよりも絵をパラパラと観て購入を決めると思うのですが、この
本はその段階で読者を惹き込ませる内容だと思います。
一つの作品について長文で説明されているものは無く、パターンについて言えば「見本帳」といっても過言ではないほどの内容量で
見応えは充分、まったく飽きません。
この本自体の装丁も凝っていますし、モリスの世界観の図解なども面白かったです。

この本の購入を迷っている方はぜひ本を買って、本のカバーを取ってみてください。