Wake me up (初回限定盤)DVD+CD の感想

対照的な2曲ですが、どちらも最初聞いた印象は
「凄いな、こんな歌声だったんだ」

・Wake me up
囁きかけるような声から始まり、
サビで高音が突き抜ける、
デジタルポップスでありながら、清涼感溢れる楽曲です。

同じ徳永さん作曲のアップテンポの
前作の「TRY AGAIN」には少し満足できませんでした。
楽曲が倉木さんの声や個性に合っていなかったように感じたからです。

でも今回の「Wake me up」は、アップテンポでありながら
倉木さんの声の透明感や清涼感を堪能できる仕上がりです。

「倉木麻衣はミディアムやスローの曲はいいけどアップテンポはいまいち」
という声を聞くことはありますし、私も少しそう思っていましたが、
この曲は見事に、それを打ち砕いてくれました。

詞も単純なごり押しのポジティブソングではなく、
「毎日の中には、気付かない素敵な可能性が眠っているから、見方を変えて、その可能性を呼び起こしてみようよ」
というメッセージが伝わり、聴いてきて気持ちよくなれます。

声・サウンド・詞が高いアベレージでマッチした倉木麻衣さんにしか歌えない楽曲だと思います。

・always giving my heart
「chance for you」をしっとりさせたような曲です。
「Wake me up」が晴れた夏の日の、太陽の光が輝く大空のイメージなら、
こちらは寒い日に飲む、温かい飲み物のような、ジンワリとしみる曲です。
詞も、「Wake me up」と対になっているように思えます。

倉木さんの優しく、包み込むような声が印象的です。
シンフォニックライブを成功させた成果なのでしょうか？
J-pop歌手の枠を超えたスケールを歌声に感じることが出来ますよ！！