Gainer (ゲイナー) 2014年 10月号 [雑誌] の感想

近藤昌さんが天才であることが、この号で分かった。この方のブログをチェックすると、サッカーの本田圭佑の成田コレクションはじめ、一流アーティスト・スポーツ選手などのスタイリストらしい。ショービジネスの方なので、かなり流行を取り入れていて、細部へのこだわりは僕も含めた普通のビジネスマンにはムズカシイが、それを差し引いても、色使いや小物使いが秀逸。すぐ真似できる部分も多い。また、キム・チャンさんも抜群の安定感。パーソナルスタイリスト特集もよく、「次々買い換える」のではなく「より良い装いのために買い足す」事を求めているおしゃれなインテリ層にアピールできる内容。9月号の改変でかなり心配したが、今月は素晴らしかったです。ただ、全体的に色使いがジミになってきているので、近藤・チャンの両氏のように、他のページも大人なきれいな色を入れてほしい。黒髪で黄肌の日本の40歳には、フィレンツェの人が好むような「土っぽいちょっとくすんだ色」が似合わないと思う。日本のセレクトショップの多くは、なんか色使いがくすみがちだよね。ピッティかぶれか？ロンドンの「顔周りのビビッドな色使い」のほうが日本人に似合うと思うが。アラン・フラッサーも「DRESSING THE MAN」でそのように書いてるし。