一生使える“算数力"は親が教えなさい。 の感想

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タイトル一生使える“算数力"は親が教えなさい。
発売日販売日未定
販売元サンクチュアリ出版
JANコード9784861136795
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

まず最初に、この本は算数の教科書的解説本であって、どうやれば子供に算数をうまく教えられるかを説いている本ではありません。
大人が子供に算数を教える上で忘れてしまっていることを思い出させるための、大人の算数の基礎学力を向上させるものです。
そういった点では、この本のタイトルは売りたいがための恣意性を何となく感じはしますが、敢えて適切なタイトルを付けるとすれば、
「親が知っておきたい算数の知識 ー子供に教えるためにー」
くらいが妥当かと。

内容としては自身が解いてきたやり方と違う点も散見されますが、最低限度の算数の計算方法や考え方などは網羅されていると思います。

ただ、ひとつ自分が思ったこと。
この本には前書きにとても良いことを書いています。
それは幼い頃培った算数の技量は、大人になってからの論理的思考に直結しているということです。
よく大人の人でも、
「子供の頃習った算数や数学なんて今じゃ全然役に立たない」
と言う人もいるのですが、これは誤りで、論理的に筋道を立てた思考を出来ない人程こういうことを言っていると思います。
これは単純に1+1=2という世界ではなく今の自分の状況を考えると1+2=3に持っていく必要があるとか、現状では2-1=1ではなく、3-1=2という状況なのではないかと深く考える習慣とか。
算数や数学に弱い人は、例えば仕事の面でも現状を自分に対して甘く受け取る傾向にあると思います。
ある物を作り出すにはAとBが必要というとき、Aだけで作り出そうと決めてしまい、必要であるBまで頭が回らない。
この結論を出すには、こういった因子(条件)が必要だ、など、条件因子が充足していないまま結論を出すこともある。
何が必要で、何が余っている、何をどうすれば結果を出せるのか、という思考力に算数・数学的思考力はとても大事だと思います。

倍数と公倍数/約数と公約数のところは,今は学校では教えないやり方も載っていて参考になりました。
しかし,全般的に誤植が多すぎます。校正ってやってないんじゃないかな?

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