中学教科書ワーク 東京書籍版 新しい社会 歴史 の感想

　東京書籍版「新しい社会　歴史」が歴史の授業で教科書として使われていますが、
これがおとなの目から見ても実にむつかしい。短いページに情報がテンコ盛り。
だらだら記述した文章あり、たくさんの小さな写真あり、イラストあり、（注）あり、
補足説明あり、「xxについてみんなで話し合ってみよう」みたいな抽象的な問いかけあり。
これで生徒たちに理解させ、記憶させ、議論させなければならないのだから先生方も
大変だと思います。何が重要なのことなのかプライオリティづけがいまいちよく見えません。

　「地理」に関しては、定期試験直前に一夜漬けの勉強で、おちこぼれ寸前だった
わがやのこどもたち。（「歴史」は覚えることも多いので）「地理」の反省から
参考書を買って少しずつ勉強させることにしました。いろんな参考書を見ましたが、
東京書籍の教科書に完全準拠している次のふたつを選びました。

Ａ　歴史　教科書ガイド（あすとろ出版）
Ｂ　歴史　教科書ワーク（文理）

　Ａがいいのは、要点をコンパクトかつ箇条書きで書いているので、これにそって
おぼえやすいことです。あと、教科書の問いかけについての答えが載っています。
「定期試験の前にこれだけ絶対覚えておくこと」なんていう付録も嬉しい。

　Ｂは問題集です。ステージ１（要点問題）、ステージ２（練習問題）、
ステージ３（実力判定問題）、定期試験用模擬テストとあり、Ａで覚えたことが
ちゃんと身についているかの確認に使っています。

　数学や英語や物理や化学もどんどん授業が進み、クラブ活動も忙しいし、
中学生はやることがいっぱいあって結構たいへんです。
このふたつの参考書であまり時間をかけずに効率よく「歴史」の勉強をしてくれればなあと
思っています。

フルカラーなので資料が見やすいです。
ステージ１が要点を確認し、ステージ２で練習問題を解きます。
学習方法としては、教科書を読みステージ１の穴埋めをする。
次にステージ２の練習問題を解き、最後にステージ３の実力テストにチャレンジです。

ステージ１の要点確認には教科書の対象ページが記載されているので、授業の予習・復習もしやすいと思います。
このワークを正確にノートに転写し、自分のコメントを記入すればオリジナルノートが完成しすると思います。

このワークの延長線上に『完全攻略社会』がありますが、ストーリーを絡めて覚えたいのなら、文英堂の『実力メキメキ合格ノート中学歴史』をお薦めします。

息子用に購入。中間テストの結果を見ると非常に満足な成績が取れました。