夢幻紳士 新・怪奇篇 (夢幻紳士シリーズ) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル夢幻紳士 新・怪奇篇 (夢幻紳士シリーズ)
発売日販売日未定
製作者高橋葉介
販売元早川書房
JANコード9784152093998
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

言わずと知れた、高橋葉介の代名詞的名作、「夢幻紳士」シリーズ。リメイクの「回帰篇」を挟んでるけど、「迷宮篇」から数えると、もう約6年ぶりとなる久々の最新刊です。

「幻想」「逢魔」「迷宮」の3部作とは完全に別物で、この「新・怪奇篇」は、“青年魔実也が主人公の夢幻紳士シリーズ”の原点である「怪奇篇」の、続編という位置付けとなってます。1冊通してのコンセプトがなく、手の目のような相方もなしと、かなり凝った作りだった三部作と比べると、物足りなさはあると思います。

また初代「怪奇篇」は各作品の短編としての完成度の高さが際立ってましたが、この「新・怪奇篇」では、より濃厚になった耽美・幻想性(この絵の力はやはり凄い)だとか、魔実也のキャラをいかした、雰囲気を重視した作品が多いように感じました。

作品では、ちょっとほっとするような「隠れ鬼」が大好きです。魔実也のごく稀に見せる優しさが…。「ラプンツェル」とかもすごくいいですよね。こちらでは、悪い魔実也も見れますし(笑)。「首」は、死と官能が漂う妖しいサイレント(セリフ少しあり)。「新・怪奇篇」は、シリーズ中で最も官能的だと言えるんじゃないかな。あと、初代の名作「半人形」や「老夫婦」を思い出させる作品もあります。この構想があって、「回帰篇」では選から外したんだろうか。

やはり夢幻魔実也ってキャラクターは、唯一無二の存在ですね縲怐Bいつもの先生だなってパターンの話もあるけど、彼が絡むと一味違ってきますからね。

決して不満がない訳じゃないけど、魔実也のカッコよさは存分に堪能したんで、☆は5つでいいかな。あと、あとがきが、あってないような簡素なものだったのはちょっと残念でした。裏話とか楽しみだったのに。

「蝉」
「猫ビル」
「人形(ロボット)の恋」
「ラプンツェル」
「首」
「ぐるぐる」
「隠れ鬼」
「鴉」
「夜の悪魔」
「変身」
「夢遊病」
「夜を往く」

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

夢幻紳士 新・怪奇篇 (夢幻紳士シリーズ)

アマゾンで購入する
早川書房から発売された高橋葉介の夢幻紳士 新・怪奇篇 (夢幻紳士シリーズ)(JAN:9784152093998)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.