大人のウルトラマン大図鑑 第二期ウルトラマンシリーズ編 (マガジンハウスムック) の感想

購入してみました。
本書は、「帰マン」、「エース」、「タロウ」、「レオ」に加えて、左記４作品と同時期に円谷プロで製作され
平行して放送されていた「ミラーマン」、「ジャンボーグＡ」、「ファイヤーマン」の３作を加えた、計７作品を
まとめ、解説した書籍です。
７０年代初期の円谷プロ製作作品を、リアルタイムで観ていた世代に向けたムック本、という趣です。

上原正三氏（脚本）、熊谷健氏（円谷プロ側プロデューサー）、東條昭平本編監督（助監督）、冬木透氏（ジャンボーグ、
タロウを除く５作品の劇中曲を担当）のインタビュー記事も有ります。

「レア・メイキングスチール掲載」と表紙で謳っていますが、確かに初めて見る特撮スチール（特に非ウルトラ３大ヒーロー）、
本編スチール（帰マン３８話本編終盤：ルミ子と次郎がクリスマスを祝うシーンのクランクアップ写真。団さんが川口少年を
膝に抱いています）の初公開かな？と思われるものが比較的多く掲載されていました。

又このシリーズの前々号である「大人のウルトラ怪獣図鑑」にも載っていた熊谷氏画の怪獣デザイン画再録に加えて、
・池谷仙克氏の「帰マン」、「ファイヤーマン」の怪獣デザイン画
・米谷佳晃氏の「帰マン」、「ミラーマン」、「ジャンボーグＡ」の怪獣デザイン画
・井口昭彦氏の「帰マン」、「エース」の怪獣超獣デザイン画
・鈴木儀雄氏の「エース」、「タロウ」の・・・同上
・大沢哲三氏の「ミラー」、「ジャンボーグ」、「レオ」の・・・同上
・木目憲悟氏、島崎暁司氏、菅野幸光氏（各２〜４画）のミラー・タロウ・レオの怪獣デザイン画。

以上の様に、下に行けば行くほど、初めて見たデザイン原画が多数載っています。
ミラーマン、ジャンボーグＡ、ファイヤーマン、タロウ、レオの怪獣デザイン画多数は、商業誌としては初公開ではないか？
と思われます。
またおまけとして、上記７作品の防衛隊のマークシールも付いています。