BURRN! (バーン) 2014年 10月号 の感想

まさに、ヘビーメタル雑誌が創刊されて、当時大感動だった。スピードメタルから
今は、さまざまに分化していった。その元祖を辿るためにも本書は重要な資料と言える。
永久保存すべき一冊。

個人的に、2000年代に入ってからバーン!を購読するのは、好みの特集がある時か旅行や出張で遠出する時だけでした。
80年代からメタルを追いかけている人間なら、90年代半ばからは自分のセンスでバンドを選ぶ様になっていまはずですし、メタルは最もジャケ買いしやすいジャンルですから(笑)、時代と日本のマーケットを睨みながら右往左往せざるを得ない、いちメディアの非難に、オールドファンが躍起になるのは時間の無駄だと思います。
この2年ほど、全くバーン!を読んでいなかった私にとっては、歴史総まとめの年表も楽しい思い出ですし、創刊以前のハードロック・ディスクガイドも若い人には有益なはずです。
ただひとつ残念な事は、パットの病状を巡る悲壮な決意のMR,BIGインタビューを巻頭に配してしまったため、30周年のお祭り感が一気に吹き飛んでしまい、ファンの方々には読むのが辛い記念号になってしまっている事です。
今はネットで情報を入手出来るので、敢えて今号はお祭り感を徹底し、来月号で音楽的にもより突っ込んだMR,BIG特集をするべきだったのではないでしょうか…。