Mac People (マックピープル) 2014年 10月号 [雑誌] の感想

開発者向けの内容にリニューアルして臨んだ本誌ではあるが
期待していたスマホ用アプリ開発ではなく
単にアンリアル・エンジンの紹介程度のものであった。
ただしページ数は相当なものがあり、アンリアルへの関心度次第で
優良誌となるか、スルー誌となるか別れる。

リニューアルして臨んだものの次号で休刊とあり
なんとも腑に落ちない結末に肩を落とした。
長年愛読してきた者としては隔月誌でも継続してほしいが今更かもしれない。

残るマック情報誌はマックファンただ一冊となってしまう。

MacPeopleは、今月号からアプリ開発者向けの雑誌に方向転換した。

なので、アプリ開発を考えていないならもう買わなくて良い。
試しにアプリ開発以外のページを探してみたが、最初のMacBook Pro Retinaの新旧比較など、数ページしか無かった。
これまでMacPeopleを毎月購読していた人のほとんどは買わなくなるだろうね。

逆に、これからアプリ開発をしようという人には、一から詳しく説明されているのでオススメかもしれない。
しかし、本気でアプリ開発を考えているなら、雑誌ではいずれ情報が不足してくるので、そうなったら専門書を買った方が良いだろう。
あくまでも取っかかりと、最新情報を入手する為に買うべき。

それにしても、冒頭のMacBook Pro Retina 13インチの新旧比較は、違うクラスの物を比較して性能が大幅に上がったかの様に見せかけている。
CPUの周波数を例に挙げると、実際には3つのタイプがそれぞれ、
2013→2014
2.4GHｚ→2.6GHｚ
2.4GHｚ→2.6GHｚ
2.6GHｚ→2.8GHｚ
なのだが、
この雑誌の比較では、2.4GHｚ→2.8GHｚとなっており、実際には200MHｚしか上がってないところを、400MHｚ上がったかの様に書いている。それについての注釈も無い。
全く役に立たない情報。ちゃんと理解して”徹底比較”して欲しいもんだ。