Amazonで変なもの売ってる の感想

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Amazonで変なもの売ってる。
この言葉から始まる本作は、一言で言うと変な小説です。
多分、読者が今までに読んだことのない表現がたくさん現れます。谷山浩子さんならでは、という感じ。他の作家さんには出来ない発想だという気がするのです。
最初はふふっと笑える展開ですが、この小説はそんな甘い作品では無いのです…。ラストまで読んで、ああ、谷山浩子さんは谷山浩子さんだった…そう痛感しました。(私は谷山浩子さんの書く物語はホラーメルヘンだと思っているのです。大好きです。)
ミカルとミハル、二人の姉妹。あなたはどちらがお好みでしょうか？
途中までは断然ミカル派でしたが…読み終わって見ると、選べない！
魅力的な二人です。会話が可愛いです。

Amazonで買った訳ではないですが、これから読もうかどうか迷っている方の後押しになればと思い、感想を述べさせて頂きます。
やはり小説の中にも谷山浩子さん節は健在でした。最初の展開は分かり易いのですが、後半に近付くに連れ谷山浩子さん節が強くなり、解釈が難しくなります
簡単に言えば、こちらの解釈を積極的にこんがらがらせてくるといった感じでしょうか。何となくこんな感じだったのか、という曖昧な解釈しか出来ていない次第です。
しかし、ちょいちょいギャグが入ったり登場人物の間の掛け合いが面白かったりと読み応えは抜群でした
中々に想像力を働かせてくれる作品です。内容がファンタジーであれば、文章もその構成もファンタジー、だけどどこか現実的…分かりづらいとは思いますが、そのような作品に感じました。