予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)
発売日2010-12-16
製作者岩田 健太郎
販売元光文社
JANコード9784334035983
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学

購入者の感想

見てないでしょう。どれ程の犠牲者が出ているか。まともな医者は必要なワクチンしか勧めません。新型インフルエンザワクチンで133名死亡例が有ることすら知らないでしょうな。

日本では一般に評者はバックグラウンドを示さないので、コメントを読む人は評者が内容をどの程度どのように理解したのか分かりづらい。評者である私は西欧で長く教育を受けた後、熱帯病や感染症を専門とし東南アジアやアフリカで抗生物質やワクチンを用い長期間医療に従事してきた。特に東南アジアやアフリカではワクチン無しに住民の健康は成り立たず、まずワクチンありきで、日本とはかなり状況が異なる。帰国しこの4月から、海外渡航者にワクチンを接種する海外渡航者予防接種外来のセンター長として、海外渡航者が棺で帰ることのないよう、地域、滞在期間、滞在目的、行動範囲などから、ベストなワクチンを選び、狂犬病、破傷風、A型・B型肝炎、日本脳炎、髄膜炎、コレラ、腸チフス、ポリオなどのワクチンを接種している。最近の内外の予防接種事情を知ろうと思い、予防接種関係やワクチン関係の英文、仏文、和文の書籍を内外からAmazonでかなり取り寄せた。和文書籍の中にあった岩田健太郎氏のこの本は、ワクチン理解も統計学的な手法や考え方もWHO(一応医療の世界標準)の方針にも沿っており、内容も正確で読み易く素晴らしい!ただ、私が参考にする欧米の書籍と大きく異なる点は、欧米と異なりワクチンに好意的でない方々が多いせいか、その様な方々を意識して書かれていることであった。この時初めて、他の方の書評を見てみようと開いたら、何と賛否両論に引き裂かれているではないか!そこで低い評価の評者の書評を読んでみたが、その論理や統計の考え方が、私の修めた医学部での疫学、公衆衛生学や理学部での統計学などでは力不足なのか良く理解できなかった。そこで是非国際的な統計学的な手法を用いて解析・解釈して頂きたいところである。Amazonから取り寄せた和書の中では、発行直後の「ワクチンと予防接種の全て−見直されるその威力」改訂第 大谷明 et al. 2013年4月10日発行(金原出版)が、第1部 ワクチン概論で、ワクチンの歴史、効果と役割、医薬品としてワクチン、被害者の方々に対しなすべき事、などを扱い、世界的に見てワクチンが人類にとってどのような位置を占めているか、科学的にかつ公平に扱っているので、岩田氏の本と平行して読むと、ワクチンとはどのようなものか、ワクチンに賛成でも反対でもワクチンに対する理解が一層進むと思われる。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)

アマゾンで購入する
光文社から発売された岩田 健太郎の予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)(JAN:9784334035983)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.