Japan (Oxford Bookworms Library. Factfiles. Stage 1) の感想

Oxford Bookworms LibraryのFactfilesシリーズStage 1（400語レベル）
語数　5,354　　　　　　　　　　　　　YL 2.1

London, New York, England, The USA, Australia and New Zealand,
Ireland, Scotlandなど、世界の国や地域や都市や自然などを題材に
しているOxford BookwormsのFactfilesシリーズから刊行された日本
を題材に扱った英語読本です。

本書で扱われている内容は実に幅広い。
古い伝統を引き継ぎながらも、最先端の技術や文化が融合している
場所として日本を紹介し、侍や将軍、地震や津波や火山や温泉、畳
や布団などの日本の生活品、新幹線などの移動手段、漢字とひらが
なとかたかなを持ち、話す相手によって言葉を変え、男女間でも言
葉が違うことがある複雑な日本語についてもふれています。

さらに、茶道、お祭り、お花見などの慣習、プロ野球や相撲などの
人気スポーツ、文楽や浮世絵やマンガ、東京、京都、奈良、大阪、
広島、沖縄、北海道などの日本を代表する観光都市、見た目にも美
しい日本食、人口減少や他のアジア諸国に電気製品などの売り上げ
で押され気味であることなどの日本が抱えている課題、そして今後
の日本に向けてもふれられています。

もちろん、（世界遺産決定前の）富士山、東京スカイツリー、2011
年の東日本大震災の様子にもふれられています。

東京の人口の数や、高校への進学率の数値など、少し正確性を欠い
ていることがやや気になりますが、日本の諸相について、広くふれ
られてるため、日本人英語学習者にとっても日本の文化などを見直
す契機になるかもしれません。また、他の国の英語学習者にも本書
によって日本に関心を持ってくれたら嬉しいですね。

今後、例えば、東京や京都や奈良や沖縄など、日本の都市を題材に