甲斐バンド40周年 嵐の季節 の感想

甲斐バンドファンにお勧めです。

個人的にバンドの作品とライブが好きなだけなので、舞台裏の話には興味が無かったのですが、
先日、本作の宣伝メールが届き、衝動買いで初めて甲斐バンドの本を購入致しました。

内容は照和時代からバンド解散まで、節目になった作品制作秘話やライブ裏話と、小林よしのりとの対談。
本書に記述されている内容は、甲斐がラジオやステージＭＣ、雑誌のインタビュー等で話していることが半分ぐらいなため、
甲斐マニアにはイマイチな内容かも知れませんが、年月が経過していることから、その後日談として楽しめそうです。

難を上げれば、文章の構成が良くないこと。
話が飛ぶことは仕方ないにしても、せっかく良い題材を取り上げているのだから、もう少しうまいまとめ方があったハズ。
作者は取材した24人に助けられましたね。（販売価格も少し高いかな〜）

その24人ですが、取材内容に重複した部分があったのか？井出情児や佐藤剛、田中一郎が入っていないのが意外でした。
全体的に舞台監督、諌山喜由さんとマネージャー武石さん、長岡さんの話が多いです。
ピーコさんの話も面白く、ディレクター岸川均の長女、千恵さんの話は切なかった。

昔のステージ写真も綺麗で、ライブ告知やチケットの移り変わりなど、やはり、ファンにはお勧めです。
追記して、私はamazonで購入しましたが、ぴあ通販で購入すると「特製しおり」が付くそうです。