ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫) の感想
参照データ
タイトル | ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫) |
発売日 | 2013-02-25 |
製作者 | 三上 延 |
販売元 | KADOKAWA / アスキー・メディアワークス |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
車内吊りの広告を見て以来、気になっていまして
つい先日購入に踏み切りました。
いわゆるライトノベルを読むような年頃でもないのですが
「売れているらしい」と聞けばどんなものか試してみたくなるのが人情です。
実際読み始めてみると、昨今のライトノベルと
比較すると非常に静かな、動きの少ない地味な内容でした。
中盤までは短編の古書にまつわる人情劇が展開され、
ヒロインや主人公、周囲の環境、設定を読者に刷り込むようなお話が続きます。
半分くらいまで読んで、はて、この小説のジャンルは何だっけ?と
訝しんでおりますと、突然とある章に入って「事件手帖」らしいサスペンスフルな出来事が起こり、
それまでの短編が、実はこの事件(お話全体のキモ)を盛り上げるための布石であったことに気づかされます。
このあたりで「おお、これは…」と期待させられたのですが
クライマックス→オチでちょっとトーンダウンしてしまいました。
トーンダウンした理由は細かく書きませんが、個人的に物足りなさを感じてしまったのは事実です。
この作品に限らないんですが、読み手側がそれまで読んできた本の性質や量が、
感想に大きく影響を与えるのかなと。
自分は物心ついたときからSF、推理、ホラー、サスペンス、ジュブナイルなどなど
浴びるほど読んできた経緯があり、無論年寄りでもあるので
単なる場違いだったかもしれません。
自分がもし、中学生のころにこの作品に出会っていたら
ヒロインのような女性に憧れただろうなぁ、とは思います。
つい先日購入に踏み切りました。
いわゆるライトノベルを読むような年頃でもないのですが
「売れているらしい」と聞けばどんなものか試してみたくなるのが人情です。
実際読み始めてみると、昨今のライトノベルと
比較すると非常に静かな、動きの少ない地味な内容でした。
中盤までは短編の古書にまつわる人情劇が展開され、
ヒロインや主人公、周囲の環境、設定を読者に刷り込むようなお話が続きます。
半分くらいまで読んで、はて、この小説のジャンルは何だっけ?と
訝しんでおりますと、突然とある章に入って「事件手帖」らしいサスペンスフルな出来事が起こり、
それまでの短編が、実はこの事件(お話全体のキモ)を盛り上げるための布石であったことに気づかされます。
このあたりで「おお、これは…」と期待させられたのですが
クライマックス→オチでちょっとトーンダウンしてしまいました。
トーンダウンした理由は細かく書きませんが、個人的に物足りなさを感じてしまったのは事実です。
この作品に限らないんですが、読み手側がそれまで読んできた本の性質や量が、
感想に大きく影響を与えるのかなと。
自分は物心ついたときからSF、推理、ホラー、サスペンス、ジュブナイルなどなど
浴びるほど読んできた経緯があり、無論年寄りでもあるので
単なる場違いだったかもしれません。
自分がもし、中学生のころにこの作品に出会っていたら
ヒロインのような女性に憧れただろうなぁ、とは思います。