最高の住まいをつくる「間取り」の教科書 (PHPビジュアル実用BOOKS) の感想

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参照データ

タイトル最高の住まいをつくる「間取り」の教科書 (PHPビジュアル実用BOOKS)
発売日販売日未定
製作者佐川 旭
販売元PHP研究所
JANコード9784569808093
カテゴリ » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 住宅建築・家づくり

購入者の感想

『PHPビジュアル実用BOOKS』のシリーズの本ということもあって、原則として、見開き2ページの右4分の1が見出し、左上4分の2が図、左下4分の1が本文のスペースに、使われています。そのため、ページによっては図のスペースを埋めるために、本文に書かれていない図が入っていたり、無理やり多くの図を押し込んで、小さな図になって見にくい箇所があります。図と本文のバランスの悪い箇所が多いです。たとえば、北側斜線の説明は図が無く、文章だけなので全然わかりません。磁北と真北のズレがあると書かれているが、具体的な数字が書かれていません。「採光」の文章では、5つある配置図のうち、3つは左上45度が北方向、2つは右上45度が北方向で書かれており、図から採光を考える際に注意が必要です。住宅に必要な図面は15~16種類あり、特に気をつけなければならない図は4種類と書かれているが、これらの図が例として載っていないので、家の実施設計を依頼する前では、全然わかりません。
図が多い割に、建築基準法やその他法規で定められた数字等は、本文にほとんど出て来ません。他の方も書かれていますが、「1章の心構え」の文章は不要と考えます。もっと、実用になる部分を書いて欲しかったです。北側斜線や高さ制限、道路斜線などは購入前に第三者機関の専門家などに詳しく調査してもらうことを勧めているが、第三者機関とは具体的にどこなのでしょうか?一級建築士の筆者が書いてくれないことには、困ります。精神論的な間取りの説明が多く、結論として、あまり役に立たない本だと思います。

この本を買って非常に後悔しました。

まず、いきなりこの人は精神論から入っています。
「家を建築するということは心を建築することだ」とか。
言ってることは妥当ですが、それはまず物質的な間取りやインテリアがあって成り立つものではないでしょうか?
最初の前半にしばらくコミュニケーションだの家族の団欒だの人と人の調和・抽象論がずっと続きます。はっきりいってこの人の価値観を読者に強要しすぎです。
難解な建築用語もさらっと出てきますし、解説も読みもなく非常に不親切です。
一般消費者はいきなり「北側斜線制限」の話が出て来ても意味不明でしょう。
絵や図解も豊富なのですが、お世辞にもうまいとは言えず、自筆の挿入文字も字が汚すぎて非常に見にくいです。
我慢して読みましたが、半分読むのが限界でした。

これから購入する方は、書店で立ち読みして、しっかり検討してから購入するのをお勧めします。
少なくともこれから戸建を購入する初心者の方にはおすすめできません。
これは断言できます。
私のように、1500円をみすみすドブに捨てるようなことになると思います。

明るい色彩のイラスト(中高年女性にも手に取りやすい・・)がふんだんに使われて読みやすいです。

でも、この「教科書」の心髄は、”文章”にあります!
建築の本・・というよりも、素敵なエッセイを読んでいるよう。家をつくるということは、STORYや歴史をつくること、、、という思いが、ひたひたと伝わってきます。

随所にあしらわれた実際の建築写真と相まって、見て楽しく、読んでうれしい、何度でも開いてみたくなる本でした。

これで1365円は、本当に、お買い得。と思います!

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