工藤北斗の合格論証集 刑法・刑事訴訟法 の感想
参照データ
タイトル | 工藤北斗の合格論証集 刑法・刑事訴訟法 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 工藤 北斗 |
販売元 | 法学書院 |
JANコード | 9784587234805 |
カテゴリ | 社会・政治 » 法律 » 司法・裁判 » 刑法・訴訟法 |
購入者の感想
刑事系の論証が必要十分にまとまっています。
とはいえ端書にも書いてあるとおり、「理解」のために執筆されている側面があります。
そのため、刑法刑訴を通じて全体的に論証が長文となっており、現場では到底使えません。
「暗記しなければならない」原理原則・判例規範を取捨選択し、加工できる人にはかなり有用な一冊です。
またはしがきにも書いてありますが、初学者は買わないほうがいいでしょう。
本書に書いてあるのを一字一句暗記する努力より予備校なり基本書なりで理解に努めるべきだと思います。
全体としてかなり使える本だと思う反面ちょっと不親切な部分もあります。
条文の文言については全部の論証において括弧書きで抜き出してほしかったです。
条文の指摘が抜けていたりする部分もありました。
論証中の用語の用いられ方が不統一な部分、それと関連しますが問題提起と規範定立が一致しない部分が多々ありました。
論理の流れの要である接続詞の使い方が「?」な部分がありました。(下位規範を述べているのに逆接の接続詞を用いるなど)
刑法刑訴全体に散見されたのは、冒頭で具体例を挙げず、当てはめの段階で突然具体例が出てきたり、
冒頭で具体例を挙げているのに当てはめは一切しなかったりするなど、何のために書いたのかよくわからない部分もありました。
「あてはめ」まで書くとなるともはや「論証集」の域を脱するので、難しいところではありますが。
第2版が出た場合には直していただければ幸いです。
(2014年3月4日 一部書き換え)
とはいえ端書にも書いてあるとおり、「理解」のために執筆されている側面があります。
そのため、刑法刑訴を通じて全体的に論証が長文となっており、現場では到底使えません。
「暗記しなければならない」原理原則・判例規範を取捨選択し、加工できる人にはかなり有用な一冊です。
またはしがきにも書いてありますが、初学者は買わないほうがいいでしょう。
本書に書いてあるのを一字一句暗記する努力より予備校なり基本書なりで理解に努めるべきだと思います。
全体としてかなり使える本だと思う反面ちょっと不親切な部分もあります。
条文の文言については全部の論証において括弧書きで抜き出してほしかったです。
条文の指摘が抜けていたりする部分もありました。
論証中の用語の用いられ方が不統一な部分、それと関連しますが問題提起と規範定立が一致しない部分が多々ありました。
論理の流れの要である接続詞の使い方が「?」な部分がありました。(下位規範を述べているのに逆接の接続詞を用いるなど)
刑法刑訴全体に散見されたのは、冒頭で具体例を挙げず、当てはめの段階で突然具体例が出てきたり、
冒頭で具体例を挙げているのに当てはめは一切しなかったりするなど、何のために書いたのかよくわからない部分もありました。
「あてはめ」まで書くとなるともはや「論証集」の域を脱するので、難しいところではありますが。
第2版が出た場合には直していただければ幸いです。
(2014年3月4日 一部書き換え)