基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)) の感想
参照データ
タイトル | 基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 永田 一清 |
販売元 | サイエンス社 |
JANコード | 9784781906232 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー |
購入者の感想
もし物理学科でない理工系諸学科の方が物理を独学でマスターしたいのならば本書はお勧めである.しかし,私は物理学科の学生なのでこの本以外にサイエンス社からそれぞれの科目に適当な演習書が出ているのでそちらと併せて利用している.その中でいくつかお勧めをあげてみると演習力学:今井,セミナーテキスト力学:御子柴,電磁気学演習:山村,演習熱力学・統計力学:広池,演習量子力学:岡崎などである.普通は「演習」が先についているほうがよいとよく聞くが電磁気学に関しては注意が必要である.演習電磁気学:加藤はあまりお勧めできない.他のものと違って標準的な理論体系にのっとっているとは言いがたいのである.また今井先生の演習書は扱う範囲が狭いので御子柴先生の本と併せて使うことをお勧めする.セミナーテキスト力学は値段も960円と馬鹿に安くお勧めである.電磁気学については自分に合ったテキストと併用されることを進める.広池先生の演習書は熱統計力学入門:阿部(サイエンス社)と併せて使うとよい.また岡崎先生は量子力学のテキストも書いておられるのでそちらも併せて進める.とまあいろいろお勧めを書いたがサイエンス社は手頃な本をいろいろ出しているので勉強しやすいということだけは確かである.とにかくサイエンス社の本には常識的なことがきちんと書かれているのでお勧めである.
この本は以下の点で優れているといえる.
1.解説書並に詳しい解説
2.基礎問題から,試験頻出の実践的問題まで網羅
3.項目ごとに要点をまとめてある
4.問題量が多く,解答も丁寧
この本は
1)理工系大学への編入試験を受けようと考えている人や
2)理工系大学の低学年で物理をとらなければならない人
にとって最適である.
なお,この本の目次はサイエンス社のホームページで見ることができる.
難易度の判断の参考にされたい.
1.解説書並に詳しい解説
2.基礎問題から,試験頻出の実践的問題まで網羅
3.項目ごとに要点をまとめてある
4.問題量が多く,解答も丁寧
この本は
1)理工系大学への編入試験を受けようと考えている人や
2)理工系大学の低学年で物理をとらなければならない人
にとって最適である.
なお,この本の目次はサイエンス社のホームページで見ることができる.
難易度の判断の参考にされたい.