小さな会社のIT担当者になったら読む本 (初めてでもよくわかる) の感想

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参照データ

タイトル小さな会社のIT担当者になったら読む本 (初めてでもよくわかる)
発売日販売日未定
製作者井海 宏通
販売元日本実業出版社
JANコード9784534049056
カテゴリ科学・テクノロジー » 工学 » 経営工学 » 一般

購入者の感想

資格取得のためのテキストやIT関係の説明書に多い細かい用語説明や技術的な説明については、(著者が序文で記載しているように)実にあっさりと叙述から切捨てており、あくまで「中小企業のIT担当者は何を目指して何をするべきなのか」「何故それをしなければならないのか」「何故それが必要なのか」を中心に平易な文章で述べている。

著者は対象を『中小企業の』としているが、どちらかというと十数人~数十人規模の比較的小さい規模の企業で、ITインフラ導入を任された素人向けに書かれた概説書である。
内容は概略的ではあるが、実際にIT担当者がシステム化によって直面する問題については、業務見直し方法を含め、手順の中小企業で担当することが多い売上集計・経理資料作成やシステム導入で期待できる効果等について、製造原価や損益計算の説明も必要に応じて含めながら、ITの枠を超えて幅広い説明内容に及んで説明がなされており、会社でのシステム導入において担当者が抱える素朴な疑問に即した内容にもなっている。
また、何でも専用システムを作ることが効率的であるという説明はしておらず、例えば人事管理については人材派遣業等ではない小規模の会社であれば「ExcelやAccessで自作するか、安いシェアウェアを購入する程度で十分」ともしている。

技術的な薀蓄や解説を潔く省いていることから、何も知らない初心者でも背伸びせずに最後まで読み通せる内容となっているが、著者は実際に中小企業のシステム導入に長らく携わっているようであり、随所に記述される諸問題に対する記述には著者の経験則が生きている。逆に細かい薀蓄をそぎ落としたことによって、かえってシステム関係の問題で往々にしておこりうる社内の諸問題の核心に触れている部分も多い。簡単なさりげない記述一つに実践で培われた重みがあり、簡潔な言葉で実に説得力がある内容となっている。

題名どおりの立場に立たされ、図書館で借りたのですが、
座右に置きたいと思い購入しました。

良心的な本です。
題名どおりの方にはうってつけです。

ただ、設定等の細かい話までは踏み込んでいません。

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