クリエーターのためのネーミング辞典 (一般向辞典) の感想

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まず、amazonの商品説明の欄に[美少女キャラの萌えるイラストととも]という表記がありますが、そんなものありません。表紙と8枚の扉絵だけです。クオリティーは表紙がMAX。絵に期待してはいけません。

この商品には、約2万3500単語が収録されています。ネーミング辞典と銘うっている類書と比較しても、この2万3500というボリュームは魅力的です（他商品ではおよそ約1万2000〜5000程度）

2800近くの日本語が8ヶ国語（英語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/スペイン語/ラテン語/ギリシャ語/ロシア語）で一覧表示されています。巻末付録に3ヶ国語（中国語/韓国語/アラビア語/語数280程度）収録されていますが、こちらをメインで使うのは難しいでしょう。

また、単語が8つの章にジャンル分けされています（第一章/冒険･戦い、第二章/神話･魔法･超常現象、というふうに）。ジャンル分けされていることの利点の一つは、関係性のある単語をまとめて眺められるということが挙げられます。50音順の辞典で「1から9の数字の呼び方」を調べたい場合、1から順にすべて調べる必要がありますが、この本だと「数/数値」というカテゴリのページを開けばそれで済んでしまうのです。また関係のある単語（番号/整数/マイナス、というようなワード）も近くのページに載っているので、芋づる式に単語を調べることが出来ます。思いがけない言葉にで出会ったり、インスピレーションが働くこともたくさんあると思います。

後ろのページには50音順索引もついているので、「愛」という言葉はラテン語で何て言うのだろう、なんて時にもすぐ調べることが可能です。

いくつかの単語には脚注がついていて、その単語を詳しく説明したり、由来が書いてあったりします。あまり多くありませんが。

価格が高価なわけでもないので、ネーミング辞典がほしいという人には、この本をオススメしたいです。