日本画の描き方 の感想
参照データ
タイトル | 日本画の描き方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 菅田 友子 |
販売元 | 誠文堂新光社 |
JANコード | 9784416812471 |
カテゴリ | ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 絵画 » 東洋・日本画 |
購入者の感想
大昔、高校時代に油絵を2年間描いていましたが、画才のなさを痛感しました。
それ以来、絵を描くこともなくなりましたが、本書の「日本画の描き方」を読んでいると自分にも日本画を描くことができるのではと思わせるほど、至れり尽くせりの親切な指南書でした。
オールカラーで、各工程を細かく写真を伴い解説してあるので、先生につかなくても描けそうでした。もっとも実際は難しいでしょうが。
第1章の「日本画の画材」では、天然岩絵具ほか、色別に詳細に原材料が解説してあります。青色では、青金色(ラピスラズリ)の原石(天然瑠璃)に見入りました。ウルトラマリンの原料として珍重されています。赤色の岩辰砂や弁柄、白色の雲母など、日本画絵具から魅力的でした。
膠で定着させる方法やコツも詳しく記されています。胡粉の溶き方、筆や刷毛、和紙や絵絹などの支持体、金箔などの金属材料、墨や印、乳鉢や絵皿などを見ていると奥深さと共に大変さが感じられました。
44ページに岩絵具初心者キットがあるのを知り、ホッとしましたが。
第2章「写生の基本」では、観察して、描くという基本作業のコツを学びます。ここでは鉛筆デッサンや着彩という「写生にはじまり、写生におわる」ということの大切さが説かれていました。「写生は目と体を通してのメモ、メモの材料が多いほど制作はやりやすく、表現は深くなるということ」が結論でした。
第3章「基本の技法」では、画材を準備し、線を描き、点を描き、隈取りをし、彩色をする過程を写真で丁寧に記しています。その通り描けるようになるのは訓練が必要でしょうが、このようにすれば描けるのかというイメージはつかめました。
第4章「水干絵具で描く」、第5章「岩絵具で描く」、第6章「新しい日本画」と続きます。
第7章「日本画の基礎知識」では、日本画Q&Aとして、基本的な疑問に答える形でより理解を深めるような親切な配慮がなされていました。183ページからの日本画用語集も同様で、知らない知識ばかりなので、とても新鮮な気持ちで読み進めることができました。
それ以来、絵を描くこともなくなりましたが、本書の「日本画の描き方」を読んでいると自分にも日本画を描くことができるのではと思わせるほど、至れり尽くせりの親切な指南書でした。
オールカラーで、各工程を細かく写真を伴い解説してあるので、先生につかなくても描けそうでした。もっとも実際は難しいでしょうが。
第1章の「日本画の画材」では、天然岩絵具ほか、色別に詳細に原材料が解説してあります。青色では、青金色(ラピスラズリ)の原石(天然瑠璃)に見入りました。ウルトラマリンの原料として珍重されています。赤色の岩辰砂や弁柄、白色の雲母など、日本画絵具から魅力的でした。
膠で定着させる方法やコツも詳しく記されています。胡粉の溶き方、筆や刷毛、和紙や絵絹などの支持体、金箔などの金属材料、墨や印、乳鉢や絵皿などを見ていると奥深さと共に大変さが感じられました。
44ページに岩絵具初心者キットがあるのを知り、ホッとしましたが。
第2章「写生の基本」では、観察して、描くという基本作業のコツを学びます。ここでは鉛筆デッサンや着彩という「写生にはじまり、写生におわる」ということの大切さが説かれていました。「写生は目と体を通してのメモ、メモの材料が多いほど制作はやりやすく、表現は深くなるということ」が結論でした。
第3章「基本の技法」では、画材を準備し、線を描き、点を描き、隈取りをし、彩色をする過程を写真で丁寧に記しています。その通り描けるようになるのは訓練が必要でしょうが、このようにすれば描けるのかというイメージはつかめました。
第4章「水干絵具で描く」、第5章「岩絵具で描く」、第6章「新しい日本画」と続きます。
第7章「日本画の基礎知識」では、日本画Q&Aとして、基本的な疑問に答える形でより理解を深めるような親切な配慮がなされていました。183ページからの日本画用語集も同様で、知らない知識ばかりなので、とても新鮮な気持ちで読み進めることができました。