任侠病院 の感想
参照データ
タイトル | 任侠病院 |
発売日 | 2014-05-16 |
製作者 | 今野 敏 |
販売元 | 実業之日本社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
今野敏氏のこのシリーズは『とせい』、『任侠学園』につづく3弾目である。個人的には『とせい』が一番好きだが、今回も理屈抜きに面白い。
とにかく、登場人物のキャラクター作りがうまい。これは作者の持ち味である。
『隠蔽捜査』シリーズの竜崎もいいが、この任侠シリーズの阿岐本組長も、日村もいいキャラを出している。読み進んでいくにつれ、ヤッちゃんなのに好感度が増してしまうから不思議だ。
病院の再建と地元での暴力団追放の問題が絡み合い、物語はクライマックスへ――。
ここがもっと盛り上がって、二転三転していく展開だと申し分なかった。なんか、あっさりと終わってしまったなあ、という物足りなさが残った。なんて思うのは欲張りか……。
それでも★5つにしたのは、面白かったからにほかならない。
前にもレビューで書いたような気がするが、今野敏という作家はどうも、作品の好き嫌いによって★の評価が大きく分かれるようだ。僕がとくに好きなのは、このシリーズと『隠蔽捜査』のふたつ。これからも大いに期待したい。
とにかく、登場人物のキャラクター作りがうまい。これは作者の持ち味である。
『隠蔽捜査』シリーズの竜崎もいいが、この任侠シリーズの阿岐本組長も、日村もいいキャラを出している。読み進んでいくにつれ、ヤッちゃんなのに好感度が増してしまうから不思議だ。
病院の再建と地元での暴力団追放の問題が絡み合い、物語はクライマックスへ――。
ここがもっと盛り上がって、二転三転していく展開だと申し分なかった。なんか、あっさりと終わってしまったなあ、という物足りなさが残った。なんて思うのは欲張りか……。
それでも★5つにしたのは、面白かったからにほかならない。
前にもレビューで書いたような気がするが、今野敏という作家はどうも、作品の好き嫌いによって★の評価が大きく分かれるようだ。僕がとくに好きなのは、このシリーズと『隠蔽捜査』のふたつ。これからも大いに期待したい。