Moonwalking with Einstein: The Art and Science of Remembering Everything の感想

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参照データ

タイトルMoonwalking with Einstein: The Art and Science of Remembering Everything
発売日販売日未定
製作者Joshua Foer
販売元Penguin Books
JANコード9780143120537
カテゴリ » 洋書 » Special Features » all foreign books

購入者の感想

書物が氾濫し情報がインターネットに転がっている現代に、記憶力(量)を高めることにどんな意味があると思いますか?

人間は自らの記憶に納めきれないことを紙に残すことから始め、書物を生産してきました。今では巨大な外部記憶装置ともいうべきインターネットがあります。そんな時代に記憶力(量)を高めることに、どんな意味があるでしょう?

この本は"mental athlete"と呼ばれる記憶術に長けた人々の謎を解くと同時に、映画「レインマン」で有名になった、驚異的記憶力を持つサバン症候群の話や、自らの限界を打ち破るためにできる作戦といったことについて科学ジャーナリストの見地から色々なエピソードを交えて紹介しています。そして何より、自らも伝授された記憶術を用いて全米記憶力選手権に優勝したドキュメンタリ作品でもあります。

さて、この時代に色々なことを記憶しておくことに何の意味があるのか?
その答えを著者ジョシュア・フォアは明快に答えています。

『人がいかに世界を知覚し行動するのか。それは何をどう記憶したのかにかかっている。日々の生活はそれまでの記憶によって形成された習慣の集積である。記憶を頼りにその習慣を日々少しずつ変えていくことで、私たちは人生をコントロールしている。外部記憶がジョークや発明、思想や芸術を生み出したことは史上例に無いことだ。少なくとも、今は。ユーモアを生み出す能力、それまで関連がないと思われていた物事を結びつけること、新しい発想を思いつき、文化認識を共有すること。本質的に言って、それら全ての人間の行動が、脳の記憶内容に依存している。』

確かに世界は多様かもしれないけれども、その多様性を理解できるには、様々の知識や経験が記憶として残っているかに依存していますよね。同じものを見ても、記憶量の多いほうが、より多くの現実を認知できる可能性が高いわけです。

科学用語が並ぶので日本人が読むには難しい部分がありますがなかなかためになりました。

是非、「翻訳」でお読み下さい! (泣笑

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