2cellos の感想

遅ればせながら聴いてみての感想だが、You Tubeの動画がブレイクしてのデビューということだから、デビューアルバムは勢いだけでいいと思う。
アレンジがイマイチなところもあるとは言え、ロックが好きなんだなぁという好感がもてる。特にガンズのアレンジは、よくもあの曲をこんな風に演奏できたものだと感心しきり。もともとクラシックで高度な技術を身に付けているからこそのパフォーマンスだが、それを感じさせないほどエネルギッシュな爆演が印象に残る。

クラシックの演奏家がポップスやロックに手を出して失敗する例は枚挙に遑が無いが、この二人は成功してると思う。少なくとも、クラシックだけお上手な演奏家ではない。日本人でもこれくらいやってくれる人はいないのか？

付属のＤＶＤはインタビューがほとんどでがっかり。しかも下らない質問するなよ。イケメンだからこういう売り方に走りたいのだろうが、音楽家に対して失礼である。本人たちも苦笑しながらの受け答えが痛々しく、二人の魅力を伝えるものには全くなっていないところは大きな減点。

　2011年、2CELLOSのデビューアルバムです。

　今となっては、CMでもお馴染みですね。
　2CELLOSは、クロアチア出身のチェリスト、Luka SulicとStjepan Hauserの2人組。
　イケメン2人組というイメージの方も多いようです。（笑）

　本作が、デビュー作となりますが、収録曲はRock / Popsの有名曲ばかり。
　60’sが1曲、80’sが6曲、90’sが2曲、2000年以降が3曲。。と時代にバラつきがあるので、聴く人によっては知らない曲もあると思います。当然です。

　2本のチェロが、流麗なメロディを心地よく聴かせてくれます。
。。。と思いきや、チェロが壊れそうなくらいド迫力の演奏や激しい演奏も飛び出し、楽しませてくれます。
　雄大なメロディに熱い感情を打ち込んだU2の(1)、パワフルで激しい演奏が聴けるMichael Jacksonの(4)・NIRVANAの(11)、
原曲との相性が抜群で流麗に奏でられたMUSEの(6)・COLDPLAYの(10)、叙情的で哀愁感ただようNINの(7)。。。など気に入ってます。

　私の場合、聴く前は「単なる企画モノだろう」と舐めてたけど、実際聴いてみると「驚き！」でした。
　一時期、飽きてしまったけど、今では飽きもなくなり、時々、聴いています。

【参考】　日本盤は、ボーナストラック「Fields of Gold (Stingのカバー)」収録で、全13曲。
　他、2CDの「2CELLOS Japanese Deluxe

　クチコミを読んでいるとあまりいい評価がなくて
　買うかどうか悩みましたが、購入してよかったです。
　弦楽器の音が好きなのでお気に入りの一枚になりました。
　好きな曲ばかりなのもよかったし、激しい曲だけでなく
　バラードも全ていい音色です。こんなポップスやロックの
　曲をチェロで弾けるんですね。正統派のクラシックも
　大好きですが、クラシックとは違ったテクニックがあって
　聴けます。音質も充分です。クラシックもののＣＤだと
　音が小さくてかなり音量を上げなければ聴きづらいものが
　ありますが、これは一般のものと変わらないのもいいですね。
　
　991円？！なんでこんな安いんだろうって思ったけど、
　値段以上のものを手に入れられて得した気分です。
　音楽ですから好みもありますよね。安いしホントにイケメンだし、
　お買い得だと思います。