戦争の常識 (文春新書) の感想

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参照データ

タイトル戦争の常識 (文春新書)
発売日販売日未定
製作者鍛冶 俊樹
販売元文藝春秋
JANコード9784166604265
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事入門

購入者の感想

「戦争の常識」という書名ですが、実際は「戦争をするための人、モノ、事」という内容。実際の戦闘の状況や記録、戦術・戦略の説明など生臭い内容はありません。そのため、戦争をするための組織(陸・海・空)の一般的な知識を網羅している感じです。
また、新書版ゆえ、紙数と大きさに限りがあるため、図版が一切ありません。なので、文中に出てくる機材などの写真をパソコンで検索・表示しながら読み進めると、一層理解が深まると思います。

 軍事一般に関しての仕組みや用語、武器についての初歩的な入門書である。内容に非常にバランスがとれていて、冷静に記述してある。変な色気もないので、何の注意事項もなく、人にお勧めできる本と言える。

 少しミリタリーリテラシーに関心がある人にとっても、国防と安全保障、軍法会議と軍事法廷、軍隊で一番偉いのは誰か、などはちょっと悩む問題だろう。また、良くマスコミに見られる戦車と装甲車・自走砲の混同なども注意して判断ができるようになるだろう。

 軍事的な状況把握にはある程度の知識が必要だ。石原知事が都内で災害訓練を行った時に「銀座に戦車」などとミスリードする報道もあったし、海外で治安維持やクーデターに出動した部隊が戦車か装甲車かで全く本気度や能力が違う。チャイナの共産党中央軍事委員会主席がどのような立場なのか、国家主席が兼任する場合と別人の場合は何が違うのかを理解することは世界情勢把握に欠かせないだろう。

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