DELUXE の感想

・・・特にドラムの音が良くなりました。個人的に好きな音です。「楽器が変わった』とかではなく、録音のマイク取りに変化があったようです。
前回まではドラムの音が『ペタッ』っというようなイメージでしたが、今回は非常に生々しいと思います。スネアの音が一番はっきりわかると思います。
ベースも、前々回位からいつもの赤ベースから、白ベースに変わってますので、リズムセクション全体の音が非常によくなりました。
菰口氏のギターも相まって、全体的にパワフルな感があり、いいと思います。

Keyが窪田氏から交代となったAYAKI氏がどのような効果をもたらすのか。
JETから菰口氏に交代した時のサウンドの変化を今回も感じられるのか。
このCDを買いたいと思う方は必ずそれが念頭にあると思います。
菰口氏にチェンジした時はファンが離れた分、新しいファンを取り込んだと思ってます。勝手に。
離れたファンはJETの影響が大きかった爽やかなメロディとお笑い要素がかなり失せた事が原因でしょう。
TRIXの魅力はお笑い要素が多分に大きかったので仕方の無いことかと。
新しくファンになった方は硬派なバリテクを前面に押し出したアグレッシブなサウンドに魅了されたのだと思います。
個人的にはメロディセンス・お笑い要素にはJETに軍配が上がりますが、菰口氏のギターの音のバリエーションやテクニックに魅力を感じるので別物のTRIXとして認識してます。
まぁ、ライブは確実に昔の方が楽しかったんだけどなぁ・・・。

で、新KeyのAYAKI氏です。

劇的なサウンド変化は個人的には感じません。
ただ、全体的に音が煌びやかだったのが窪田氏で、AYAKI氏は落ち着いた音色かなと思います。
音の重ね方やトラック数も影響しているのかと覆うのですが、全体的にすっきりした印象です。これはこれで悪くないです。
テクニックはやはり抜群。作曲の方も今までに無い感じ。JAZZYな臭いが漂っています。
今後のおバカ曲やロック曲にも期待したい所ですが、とりあえず今回の提供曲2曲がTRIXに新しい風を与えていることは間違いなさそうです。
この2曲だけで判断してしまうとAYAKI氏の曲はJETが弾くより菰口氏の方が合っている気がします。

それよりこのAYAKI氏に期待したいのがお笑い要素「ハイパーテクニカルコミックフュージョンサービス団体」の復活です！
TRIXの名前の由来が何故なのか。
JET時代にMCで言っていた「パフォーマンス重視のステージ」はどいに行ったのか！
（バカテク演奏のパフォーマンスはより重視されましたけどね。）