アメリカン・ハッスル コレクターズ・エディション [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルアメリカン・ハッスル コレクターズ・エディション [Blu-ray]
発売日2014-07-02
監督デヴィッド・O・ラッセル
出演クリスチャン・ベイル
販売元Happinet(SB)(D)
JANコード4907953041875
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ

購入者の感想

ジェレミー・レナーが大好きなので鑑賞しました。
出演者の方々の演技がとても素晴らしく、それだけでも十分でしたが、ストーリーのテンポがよく比較的爽快な結末で楽しめました。
盛り上がるシーンはありませんが、台詞劇的な作風が好みであればオススメかもしれません。FBIの男が腹立たしかったです(笑)

FBI捜査官の罠に嵌って逮捕された天才詐欺師とパートナーの愛人は、
釈放の条件として、政治家の腐敗を暴くオトリ捜査に協力させられることになるが、
やがてマフィアの大物も絡む危険な計画は、二人を予期せぬ結末へと導いて行く…
1970年代に実際にあった、アトランティックシティのカジノ利権を巡る収賄事件を
ベースにした作品ですが、シリアスな描写を封印して、出鱈目に面白おかしく脚色した、
エンターティメント性の高いアドベンチャー映画に仕上がっていて、白か黒かではなく、
限りなくグレーの世の中を渡り歩く、一癖も二癖もある登場人物(特にジェニファー・
ローレンス演じる詐欺師の妻がぶっ飛んでて最高!) が、騙し騙されながら縺れて行く
光景が滑稽で、最後に辿り着く真実に、観客も騙されていた事に気付いて、この上ない
爽快感を味わうこと必至です。
70年代アメリカン・カルチャーの高揚感も半端ではなく、デューク・エリントンの「ジープス・
ブルース」、ポール・マッカートニーとウィングスの「Live And Let Die(007死ぬのは奴らだ)」、
ドナ・サマーの「I FEEL LOVE」等、特に音楽の使い方にセンスの良さを感じました。

日本でも安倍総理が、「成長戦略の目玉」として、カジノの合法化に強い意欲を見せて
いますが、本作を観れば、裏で蠢くハイエナたちの存在を意識させられることになるでしょう。

因みにタイトルの「アメリカン・ハッスル」(アメリカの詐欺)は、最初は、「アメリカン・ブリシット」
(アメリカの出鱈目)だったそうですが、ブリシットが放送禁止用語に当たるために、
監督は渋々タイトルの変更に同意したそうです。

クリスチャン・ベールはもはや、「デ・ニーロ・アプローチ」に匹敵するのではないか!?
という変貌ぶりで、最初誰だかわからず・・。
関係はあるのかわかりませんが、"グットフェローズ"や"カジノ"の雰囲気に似ており、
スコセッシへのオマージュかな・・と劇中思っていたところ、デ・ニーロの登場でニンマリ
した方も多かったのではないでしょうか。

そして、劇中、ぶっ飛びっぱなしの暴走王となっているジェニファー・ローレンスも面白い。

とにかく、出演者全員が、誰かを騙そうと考えているので、人物相関図が欲しくなります。

この作品の特徴として、詐欺師映画と考えると(例えば"オーシャンズ11"シリーズのような)
ド派手な演出も無く、実にこじんまりと物語が進んでいく印象を受け、また、笑いどころも
日本人の私には理解できない部分も多々あるようです。(外国人の方がそばで観ていましたが笑い場所が全然違った)

ただ、ある意味、実話ということで、各登場人物の人間臭さやそれぞれの間合いや要領の良さの差で
とても面倒な人間関係が画面上で繰り広げられ、ある意味「リアルさ」を感じました。

そういった意味では、若手オールスターキャストの実力をいかんなく発揮した作品だったと思います。

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Happinet(SB)(D)から発売されたクリスチャン・ベイルが出演のデヴィッド・O・ラッセルのアメリカン・ハッスル コレクターズ・エディション [Blu-ray](JAN:4907953041875)の感想と評価
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