MC ☆ あくしず 2014年5月号 の感想

　今回はＷＷ２の重戦車特集です。いまの主力戦車とほぼ同じ形、役割となっている戦車たちです。ジャンケン的に飛行機にはどうしようもなかったですがまさに戦場の王者です。
　表紙のトラジマのおねーさんは当時最強の一角であったキングタイガー戦車（タイガー２）。戦場のど真ん中での威風堂々とした王者の風格を感じます。
　ＷＷ２の重戦車というとドイツ勢力の独壇場となるかと思われましがた登場はタイガー１とタイガー２のみ。その分かフランスのルノーＢ１bis（カモさんチーム！）や本来この特集には混ぜてもらえないはずの日本の五式中戦車チリが紹介されているのがうれしかったです。
　萌えよ！戦車学校もドイツ重戦車がモリモリ登場するバルジの戦い、さらに特別企画で「タイガー１に乗ってみよう」というものが記載されています。70年近く前に50トン以上ある戦車を運用するのって本当に大変なんだなとわかります。ほぼ人力です。

　とある１局面の戦いを特集する「ワールドバトルフィールドサテライト｣では日露戦争が紹介されています。クライマックスの日本海海戦で勝って良かった。東の果ての小国が大国ロシアに勝ってすごいねことのですが、もし負けていたらと考えると恐ろしいです。北方領土のことや最近のウクライナのことを考えると最悪日本がロシアの一部になっていたり、北海道ぐらいはもぎ取られてれていたかもなどと考えてしまいます。明治維新から40年ほどでここまでの勝利を手に入れてくれたご先祖様に感謝です。

　長年ＷＷ１のヨーロッパ戦線の情報を伝えてくれた「戦女神のＷＷ１戦史教室」が今回で最終回。すべての憎しみをドイツにぶつけて多額の賠償金とさまざまなものを没収して終わります。ナチスドイツの台頭の醸成する土壌ができたのがよくわかりました。あまりにもひどくて状況をドラスティックに改善してくれるような勢力を民衆が望むのもよくわかります。

　あと毎回8ページぐらいの連載コミック「レンジャーっ娘さんズ」がまとめられて単行本化されるそうです。見始めたころはいきなり戦っていましたので最初から見てみたいと思っていました。湯気とか消えているそうですよ！