死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う- (ワニプラス) の感想

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参照データ

タイトル死ぬ理由、生きる理由 -英霊の渇く島に問う- (ワニプラス)
発売日販売日未定
製作者青山 繁晴
販売元ワニブックス
JANコード9784847092657
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

引き込まれる内容に一気に読み終えてしまいました。
読み始めの感想は変わったタイプの本だなと思ったことです。
冒頭の31Pはコート紙によるカラー写真が写真集のように掲載されており、書き出しのはじめに文中に"漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字"を混在させる意図が記されています。

読み始めて分かりましたが、本書は2014年5月25日から30日まで行われた"にっぽん丸 小笠原と硫黄島周遊クルーズ5泊6日"を疑似体験できる本です。
写真集は文章の箇所で閲覧できるような仕組みになっており、ダイナミックな文体は実際に青山氏の講演会に参加しているような感覚にさせてくれます。
実際のクルーズはお一人様最低料金226,300円のところ、本書は1,728円で疑似体験できるのですから素晴らしいです。

67Pまでは青山氏がクルーズへ参加するようになった経緯、船内の様子や航海の始まりまで、70Pから271Pまでが船内での講演内容の全文を記録したもので、274Pから276Pであとがきのようになっています。
つまり、全276P中200P余りに講演会や船内マイクで語られたことが順に掲載されており、ページをめくるごとに青山氏と共に硫黄島への旅をしているような気分になりました。

驚くことは青山氏の見事な語りです。
文中に(会場爆笑)などの記載がなければ、講演会の記録であることを忘れてしまうほどにのめり込みました。

肝心の講演会の内容は、戦争中の硫黄島、現在の硫黄島、そして忘れてはならない沖縄戦から3.11福島原発と70年あまりの時を過去から現在へと紡ぎ、日本人として忘れてはならないこと…根にあるべきことを考えさせて頂ける内容です。

クルーズの全行程の講演会を一度に読んだので、多くの情報より頭が混乱しています。
本書ではこれまで青山氏が硫黄島の講演でも語らなかった内容が記載されています。

私の祖母(現在93歳)の弟は硫黄島にて戦死しました。
階級は少佐でした。
祖母の家に行くたびに弟の写真を見せるのでお顔が脳裏に焼き付いています。

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