なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (光文社新書) の感想

着眼点がよく面白くなりそうな内容だったのに残念な結果になった本です。
心理分析がほとんどフロイト、例えに「そうか？」と疑問符が付くもの多数。

しかし、最近どこを見てもうつ病大流行りのなかで、うつに触れない構成はとても気持ちがいい。

さらにうつでも統合失調症でもない、またパーソナリティ障害でもない日常の問題に焦点を当てているところもいい。

私は怒りを抑え込んでしまうたちなので、まあまあ面白かった。
すぐに怒ってしまう人には、まったく面白くない本でしょう。

ただ、本書の結論はまったく使えないのであしからず