世界がもし100人の村だったら の感想
参照データ
タイトル | 世界がもし100人の村だったら |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池田 香代子 |
販売元 | マガジンハウス |
JANコード | 9784838713615 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般 |
購入者の感想
子供の参観日に”セット”されていた著者本人の講演会に出席したのですが、出席して良かったと思いました。この本の内容には偽善的なものを感じ、批判的な方でした。もちろん、著者自身が”著者”でないという本の成り立ちや数字の根拠など人それぞれの意見が別れる所とは思います。でも講演を聴いて、そういう部分で終わらないもっと深いものが含まれた内容であると再認識しました。この本の言いたいことは、この本への感動あるいは批判を述べるのでなく、この本をきっかけに各人が何かを考えるきっかけを手にしたか、ということだと思います。「偽善的、数字がおかしい」と切り捨てるのは(僕自身そうでしたが)簡単です。でもそうすることで気持ちの中の(世界のなにかがおかしいと言う)もやもやも切り捨てていませんか? 数字の根拠があやふやでも、現実に戦争や紛争は起こり、小さい子供も含む多くの人達が毎日不条理に死んでいます。この本への批判はあっても、現実には目をそむけるべきではないです。今僕は子供にこの現実をどう伝えるかを考えています。「100人村」を読み聴かせるのが早いですが、それだけでは伝わりそうもありません。結局親である自分がどれだけ深く考えたかを問われているように思うのです。
著者は講演で「わたしたちは無力でなく微力だ」と言いました。このわずかな力で、子供と一緒に、いまこの場でやれることを考えたいと思います。長くなり失礼しました。講演を聴いてよかったです。
著者は講演で「わたしたちは無力でなく微力だ」と言いました。このわずかな力で、子供と一緒に、いまこの場でやれることを考えたいと思います。長くなり失礼しました。講演を聴いてよかったです。