臨床応用傷寒論解説 (東洋医学選書) の感想

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タイトル臨床応用傷寒論解説 (東洋医学選書)
発売日販売日未定
製作者大塚 敬節
販売元創元社
JANコード9784422413051
カテゴリジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 伝統医学・東洋医学 » 東洋医学

購入者の感想

 本書の著者は、昭和の初めから40年間『傷寒論』を研究して本書を著しました。はじめに綜説において『傷寒論』自体(歴史,各解説本,構成・・etc)についてかなり広く深く触れており、『傷寒論』の奥の深さを徹底的に学ぶ事になります。それが終わると、いよいよ本文解説が始まり、各章について『原文』,『校勘』,『読み下し』,『解』,『臨床の眼』などに記述内容が整理されており、『解』の解説はやや簡潔にまとめています。なお、著者は冒頭で、初めて読む人は最初に本文解説から読み始め、傷寒論の研究に興味が湧いてから本書の綜説に戻って読むのが良いとしています。『漢方医学の研究は、傷寒論に始まって傷寒論に終わる』と古人の言葉を引用しながら著者ご自身も『死ぬまで、この研究をつづけて行きたいと思っている。』と記してあり、並々ならぬご努力で本書を完成させたと拝察します。確かに大家による研究が結実したものでありながらも思った程の難解さを感じず、大変解りやすくまとめられています。この本も繰り返し読む程新しい洞察が生まれると思います。

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