KYOSUKE HIMURO“21st Century Boowys VS HIMURO”An Attempt to discover new truths [DVD] の感想

１曲目の「Ｂ・ＢＬＵＥ」を聴いた瞬間なにひとつ変わらないヒムロックの声にただひたすら感動した。
「ＩＭＡＧＥ　ＤＯＷＮ」や「ＮＯ．ＮＥＷ　ＹＯＲＫ」２０年前の曲が色あせず、むしろ新鮮にオーディンエンスが盛り上がれるという奇跡。
私は今日本から離れたところで生活しているので、このライブには行けなかったけれど期待以上の映像に大満足。
久しぶりに発売日が待ち遠しいそんな気分を味わえた。
初めＢＯＯＷＹの曲が懐かしくオーディエンスと一緒に歌っていたりしたけれど、この映像の醍醐味はノスタルジックにひたるのではなく、むしろその先ソロになってからの曲のロックぽさとの対比だと思う。
「ＷＥＥＫＥＮＤ　ＳＨＵＦＦＬＥ」「ＶＩＲＵＳ」「ＬＯＶＥ　ＳＨＡＫＥＲ」など今の日本でこれほどかっこいいロックナンバーを聴かせるアーティストがいるだろうか？
聴きやすいメロディーに慣れた日本のポップシーンには異質ではあるが、それこそ彼が孤高のアーティストたる所以だろう。
何より４０歳を越えてもなおパワーの衰えないライブパフォーマンスには圧巻。
今まで以上に素晴らしい笑顔と満足そうな表情も必見。
ＢＯＯＷＹの時の映像と比べてもさらに輝きを増したヒムロックに、
日本のロックの現在形とその先の可能性を見た。