進化から見た病気―「ダーウィン医学」のすすめ (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 進化から見た病気―「ダーウィン医学」のすすめ (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 栃内 新 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062576260 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 遺伝子・分子生物学 |
購入者の感想
ヒトの身体は進化の過程において「生き抜く」ために最適化されている。生活習慣病やうつ病もある意味正常な身体の環境への反応と考えられる。肥満で引きこもることに勇気と希望を与えてくれた(!?)。
我々の身体は飢餓の状態を生き抜けるように進化しているので、いきなり飽食状態下に置かれた現代のすべてのヒトは生活習慣病予備軍となってしまう。また、うつ状態になるという性質も生き抜くために必要だった。ストレスの多い環境(天変地異)に遭遇した場合にうつ状態になって消費エネルギーを最低限に抑えて「引きこもる」ことが生き延びていく上で有効だった。
ちなみに最終章最後の筆者のメッセージは、サイエンス啓蒙書ながら感動させる。「老いて死ぬ」ということに希望を与えてくれた。本書随所に挿入された挿絵も、すごくいい。
我々の身体は飢餓の状態を生き抜けるように進化しているので、いきなり飽食状態下に置かれた現代のすべてのヒトは生活習慣病予備軍となってしまう。また、うつ状態になるという性質も生き抜くために必要だった。ストレスの多い環境(天変地異)に遭遇した場合にうつ状態になって消費エネルギーを最低限に抑えて「引きこもる」ことが生き延びていく上で有効だった。
ちなみに最終章最後の筆者のメッセージは、サイエンス啓蒙書ながら感動させる。「老いて死ぬ」ということに希望を与えてくれた。本書随所に挿入された挿絵も、すごくいい。