「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座 の感想

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参照データ

タイトル「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座
発売日販売日未定
販売元講談社
JANコード9784062103183
カテゴリ »  » ジャンル別 » ビジネス・経済

「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座 とは

   表紙にあるように「日本一わかりやすいMONEYの運用本」と言ってもいいだろう。細野真宏の『経済のニュースが面白いほどわかる本』でも見せたモノゴトの本質を見抜き、イラストを利用しながらわかりやすく論理展開する手腕は本書でもいかんなく発揮されている。

   著者にかかれば、「分散投資」の説明も「10個の玉子を1つの入れものに入れておくとその入れものを落としてしまえば、イッキに全部が割れてしまう、というリスク(=危険度)があるけれど、1つずつ別の入れものに入れておけば、仮に1つの入れものを落としたとしても残りの9個の玉子は割れずにすむ、ということ」となる。まさに「株って何?」という人のための「基礎の基礎講座」である。

   基礎講座の最終レッスンは「森本卓郎」対「細野真宏」のスペシャル対談となるのだが、こちらも「日本一わかりやすい」対談だ。著者の予備校講師としての経験がなせるのか、随所に「ふたりの話のまとめ」が配置され、「損をしても暗くならない株式投資の考え方」などについてのふたりの会話が、きちんと整理されて理解がすすむ。

   しかし本書は、基礎の基礎だけにとどまってはいない。第2章は、「株」「投資信託」「外貨」の運用講座(実践編)へとステップアップ。こちらは、マネー経済プロジェクトチームが担当講師となり、経済ジャーナリスト荻原博子や株式評論家の植木靖男らが監修にあたっているため、すでに投資経験のある人がおさらいをするのにも最適。(小山由子)

購入者の感想

 第1章はおなじみの細野氏による「株」「投資信託」「外貨預金」の基礎編。次に経済アナリスト森永卓郎氏と細野氏との対談を挟み、第2章はマネー経済プロジェクトチームという団体による「株」「投資信託」「外貨預金」の実践編。

 前半の第1章は、細野氏の明快な解説で順調に進む。株を中心に、最近よく聞くポートフォリオ(分散投資するときの株や債券の内訳)などの言葉がわかりやすく解説される。

 森永卓郎氏と細野氏の対談は、ちょっとページ埋めの感があった(それだけ第1章がよくできていると感じたということ)。森永氏のミニカー「トミカ」のコレクションぶりがわかったり、細野氏はまったく海外に行ったことがないことなどがわかる。気休めに読む程度。

 そして後半の第2章。ここから雰囲気はがらっと変わる。レッスンごとに、経済ジャーナリスト荻原博子さんや株式評論家・植木靖男氏などのコメントをまず冒頭に載せておいて、そのあとマネー経済プロジェクトの解説が続く。細野氏やコロちゃんたちおなじみのキャラは姿を消し、ムーミンのようなカバや表情に乏しい小鳥が出てくる。慣れ親しんだテレビ番組の出演者が、まったく知らない別人にバトンタッチしたときのような不安感があった。

 とはいえ、第1章の細野氏の解説があいかわらずわかりやすいので、本全体のクオリティはなかなかのもの。巻末にPointのまとめがあるともっとよかった。

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