自閉症スペクトラム障害の診断・評価必携マニュアル の感想

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この本は、DSM-5出版以前に刊行されているにもかかわらず、
新しい概念で、自閉症スペクトラム障害を整理しており、また、
診断基準の変更にも触れてあって、勉強になります。
自閉症スペクトラム障害をどのようにアセスメントするべきなのかについても、
詳細に述べてあり、日本にない検査については、ぜひ、早く日本でも使えるよう
になってほしいと思わざるえません。著者は、臨床をよくやっている人だなと思
います。

障害の説明部分では発達特性や生活上の問題点などが無造作に並べられ、診察時や行動観察時のポイントが系統立てて説明されているわけでもなく、あとは日本では使えない検査方法などが延々と列挙されているだけの本でした。