私に似た人 の感想
参照データ
タイトル | 私に似た人 |
発売日 | 2014-04-08 |
製作者 | 貫井徳郎 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022511713 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
というわけで、星3.5です。
あらすじは紹介文でだいたいわかると思いますので省略しますが、
世に蔓延る小口テロなるものに、大なり小なり関わらざるを得なくなった人達をそれぞれ各章で描いた、
連作短編集の形をとった小説です。
序盤から中盤まではとてもおもしろく読みました。
この人達がどう繋がり、どう収束していくのか。
また真犯人はどういう人物でどういう背景を持ってラストに向かって行くのか。
しかし、中盤を過ぎても形や立場は違えど、同じ題材で淡々と進んでいきます。
あっと驚くような展開もないままに最終章へ向かいます。
最近の貫井徳郎はだいたいこんな感じです。
題材やストーリーはいいのに、唐突にエンディングを迎える。(と、感じる)
最終章で作者の描きたかった物語は理解できます。
しかしそれではあまりにも説明が省かれすぎている。
動機は説明されているが、それからどういった経緯で事件に繋がり、広がっていったのかそれらが回収できていない。
ラストも今ひとつで、なんだか煮え切らないなと感じた読者は多いのではないでしょうか。
もう少しエンタメ性を取り入れてもいいのでは、と感じました。
あらすじは紹介文でだいたいわかると思いますので省略しますが、
世に蔓延る小口テロなるものに、大なり小なり関わらざるを得なくなった人達をそれぞれ各章で描いた、
連作短編集の形をとった小説です。
序盤から中盤まではとてもおもしろく読みました。
この人達がどう繋がり、どう収束していくのか。
また真犯人はどういう人物でどういう背景を持ってラストに向かって行くのか。
しかし、中盤を過ぎても形や立場は違えど、同じ題材で淡々と進んでいきます。
あっと驚くような展開もないままに最終章へ向かいます。
最近の貫井徳郎はだいたいこんな感じです。
題材やストーリーはいいのに、唐突にエンディングを迎える。(と、感じる)
最終章で作者の描きたかった物語は理解できます。
しかしそれではあまりにも説明が省かれすぎている。
動機は説明されているが、それからどういった経緯で事件に繋がり、広がっていったのかそれらが回収できていない。
ラストも今ひとつで、なんだか煮え切らないなと感じた読者は多いのではないでしょうか。
もう少しエンタメ性を取り入れてもいいのでは、と感じました。