C#によるマルチコアのための非同期/並列処理プログラミング の感想

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参照データ

タイトルC#によるマルチコアのための非同期/並列処理プログラミング
発売日販売日未定
製作者山本 康彦
販売元技術評論社
JANコード9784774158280
カテゴリ » ジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング

購入者の感想

C#は言語の進化とともに、マルチスレッド周りの新しい文法が何度も追加されて非常にカオスなのですが、そのあたりを過去の経緯から全てきちんと解説してくれているので、とても良いです。
なかなかとっつきづらいasync/awaitとTaskについて、かなりたっぷりと書かかれています。

いくつか低評価レビューが散見されますが、概ね、初心者の人の意見のように見えます。
この本は、プログラミング初心者向けではないです。
プログラミングおよびC#の文法(マルチスレッドを除く)は十分理解しているという人向けです。
delegateやラムダ式などを理解していないと読み進められません。

「今までC#でマルチスレッドとは無縁のプログラムを書いていたが、マルチスレッドが必要なプログラムを書く必要に迫られた」というような人におすすめです。

ネットでマルチスレッドを検索しても古いThreadやBackgroundWorkerが数多く表示され、
Taskで検索しても情報量が少なく、正直何をやれば良いのかあまりわからない状態でした。
本書ではそれぞれについてざっとひと通り書かれており、また.NET4.5用のasync/awaitについても書かれているので
これからマルチスレッドを始めたい人には良い入門書になると思います。

マルチスレッドについては.NET4.0で大きく変わりましたが、次に出るのは4.5.1ですししばらく変化は無さそうなので、
Windows8の次のOSが出るまではこの本の範囲でやっていけそうです。

.NET 1.0から、最新のC# .NET 4.5のasync/awaitによる非同期処理まで、一通りの非同期・並列処理実装方法・手法が網羅されています。現在関わっているプロジェクトに必要なバージョンから、選択して使う事が出来ます。
また、最後の章では、シングルスレッドアプリケーション(ラングトンのループ)を、どのように高速化していくかという手法を、ステップバイステップで分かりやすく解説しています(結果として8倍以上の高速化を達成)。

欲を言えば、非同期・並列手法別にまとめられているため、.NETバージョンから使用可能な手法を追いたい場合には、記事がやや散漫で分かりにくい点があります。手法をまとめたマトリクス表などがあれば良かったです。

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