ひと目でわかるMicrosoft Visual C# 2010アプリケーション開発入門 (MSDNプログラミングシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | ひと目でわかるMicrosoft Visual C# 2010アプリケーション開発入門 (MSDNプログラミングシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 伊藤 達也 |
販売元 | 日経BP社 |
JANコード | 9784822294304 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » 一般・入門書 » プログラミング入門書 |
購入者の感想
Windows Application 開発の仕事でこれまで C++ を使ってきており、急きょ C# を使うことになったため購入しました。
C# 自体の文法解説には良書がいくつもありますが、VisualStudio (.NET Framework) を活用したコーディングの"感覚"を掴みたくてこれを選びました。
本書を通して、1つの小さいけれども実用的なソフトウェアをコーディングするようになっており、開発の流れを感じられます。
●以下はいいと思ったところです。
- 解説はかなり丁寧なので、書かれている通りに作業していればまず躓くことはないかと思われます。(例えば Professional と Express で手順が異なるところはほぼすべて注釈があります。)
- サンプルで作成するソフトウェアは非常にシンプルですが、割としっかり設計してから始めており、エラー処理もやります。(製品レベルかというとそこまでではありませんが)
- サンプルコードも DL してきてそのままビルドできるものなので、うっかりミスでビルドが通らなかったときの参考になります。
- サンプルの開発を通して、SQL Server 2008 と LINQ の基本も触れます。
●以下はいまいちと思ったところです。
- 説明の順序として、「これからやることの概要」「コード」「コードの解説」という流れなのですが、
概要の時点ではこれから実装したいことの目的レベルの理屈が並べられているだけで、設計的な理由が述べられていません。
たとえばクラスの property に関する error ハンドリングを実装する際、抽象クラスに property に依らない実装を行い
派生させた実装クラスで具体的な型ごとの実装を行うのですが、クラス図などの解説がないままコードが出てくるので
その章の実装と解説をすべて理解した段階でやりたかったことがわかる、という具合です。
このような「まず手を動かして、理屈は後から」という説明が苦手な方にとっては多少フラストレーションを感じるかもしれません。
●その他雑感
- C#
C# 自体の文法解説には良書がいくつもありますが、VisualStudio (.NET Framework) を活用したコーディングの"感覚"を掴みたくてこれを選びました。
本書を通して、1つの小さいけれども実用的なソフトウェアをコーディングするようになっており、開発の流れを感じられます。
●以下はいいと思ったところです。
- 解説はかなり丁寧なので、書かれている通りに作業していればまず躓くことはないかと思われます。(例えば Professional と Express で手順が異なるところはほぼすべて注釈があります。)
- サンプルで作成するソフトウェアは非常にシンプルですが、割としっかり設計してから始めており、エラー処理もやります。(製品レベルかというとそこまでではありませんが)
- サンプルコードも DL してきてそのままビルドできるものなので、うっかりミスでビルドが通らなかったときの参考になります。
- サンプルの開発を通して、SQL Server 2008 と LINQ の基本も触れます。
●以下はいまいちと思ったところです。
- 説明の順序として、「これからやることの概要」「コード」「コードの解説」という流れなのですが、
概要の時点ではこれから実装したいことの目的レベルの理屈が並べられているだけで、設計的な理由が述べられていません。
たとえばクラスの property に関する error ハンドリングを実装する際、抽象クラスに property に依らない実装を行い
派生させた実装クラスで具体的な型ごとの実装を行うのですが、クラス図などの解説がないままコードが出てくるので
その章の実装と解説をすべて理解した段階でやりたかったことがわかる、という具合です。
このような「まず手を動かして、理屈は後から」という説明が苦手な方にとっては多少フラストレーションを感じるかもしれません。
●その他雑感
- C#