傾物語 第ニ巻/まよいキョンシー(下)(完全生産限定版) [Blu-ray] の感想

あっと言う間に鑑賞終了．
現在〜過去と話が大きく動く事もありますが，上下巻構成ではトントン拍子に話が進んでしまいますね．
色々な物語のエッセンスを盛り込んだ構成になっています．
原作でもそう感じた方は多いと思いますが，タイムトリップと言う時点で，シリーズ中の作品からは少し浮く作品になっている？
と感じた方は少なく無い筈．

そして，（下）において舞台となるのは，想像を絶する世界．
この辺りの映像化御見事でした．
仰々しくも無く，ありきたりでもなく本当に匙加減を心得ていると感じた．

八九寺真宵さんよりは小学生八九寺の方がしっくり来ますね．
過去，未来を含めると，実はこのエピソード初めて登場するキャラが意外にも多いですね．
次作も予約済です．

アマゾンさんが商品を買うたびにいちいちレビューかけー書けえ〜とうっとうしいなw 大抵皆さん無視してるんでしょうが、暇だしたまには書いてみます。

とはいえ、放送時もみてるしいまさら内容について言うまでもなく良い。ということで
ただ、これだけの作画のつくりの高さ・演出の巧みさ・毎エピソードごとに主題歌まで変える懲りよう…これでなぜ話題性が高まっていかないのか?が常々腑に落ちないところです。

いまだにただのハーレム萌えアニメと勘違いしてる人もいるみたいだし。

話題にするべきかと思いましたが、同じ新房総監督の去年新作が映画公開された例の作品には、芸能人や学者などの著名人(ほぼ絶賛ばかり)にとどまらず、一般人もやたら話題にしますがこの物語シリーズについて論じてるのをほとんどみないし聞かない

まだシリーズとして完結していないし、西尾作品はどうにも論評しにくい、テーマが分かりにくい、話のなかで説明しすぎで突っ込みどころが見つけにくいなど理由はいろいろありましょうが

私はこのシリーズはまあベタですが人間の内部をとことん描く深くえぐるように描いていく
実写ドラマでも最近あまりない稀有な作品だと

特にこの次のエピソードでの撫子ちゃんのありようとか
今回の私にとっての泣き所はやはり大人八九寺と悲劇のもうひとりの忍ですかね…こういう未来もあったんだあり得たという
個人的に大人真宵ちゃんのサバイバルな日々のスピンオフがみてみたい。「ウォーキング・デッド」みたいな?0