フィギュアスケート 2013-2014シーズンガイド の感想

紹介にあるように、ネーベルホルン杯の結果に、各選手のインタビューで構成された一冊。高橋選手のインタビューが一番ページが割かれており、羽生選手に関してもリンクの話と合わせ充実しており、この本もやや男子スケーターファン向け。展望も男子の方が先で書き手の力が入っています。
　女子の方は有力選手それぞれ、やや平凡なインタビューという感じですが、面白いのは村上選手のインタビュー。浅田選手のバンクーバーを見て五輪に出たい、と思った話は他でも良く出ているところですが、インタビューの最後に村上選手から見た浅田選手の優れた点が述べられたあと、インタビューアーに、村上選手が浅田選手に優っているところは、と聞かれ「スケートに関してはないです」と言い切っています。そして、お絵かき対決なら勝つ自信がある、とインタビューは結ばれていて、二人の仲の良さと村上選手の性格が感じられ、浅田選手・村上選手両方のファンなら楽しんで読めるところでしょう。

他の本も買いましたが、どれも似たり寄ったりで、特別感がありませんでした。