中国人が選んだワースト中国人番付-やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ-(小学館新書) の感想

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タイトル中国人が選んだワースト中国人番付-やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ-(小学館新書)
発売日2014-04-18
製作者遠藤誉
販売元小学館
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カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

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本書のタイトルには『中国人が選んだワースト中国人番付』とあるが、これは(閉じられた世界と言う意味での)“中国のネット”にアップされた「ク ズ中国人番付」を基にしているものである。それは「瞬く間に消されたが、グ ー グ ル香港に転載され一気に広まった」もので、より正確には「中国人が選んだ『ク ズ集団』と『ク ズ中国人』番付には庶民の怒りと心情が反映されている」(このページの上にある「商品の説明」より)と言う。具体的には右「番付」は中国、有り体に言えば中国共産党政権組織の歴史構造的腐敗(汚職・不正蓄財・不正義・独裁ほか)を象徴ないし具現するところの、(匿名の)中国人が選んだ“悪 名”高い人物ランキングである。本書はかかる「番付」に見える主要人物に焦点を当てながら、共産党独裁政権の歴史構造的腐敗の実像を詳細に展開するものである。タイトルは右のような経緯から付けられたものと推察するが、構成・内容では、必ずしも右「番付」に拘泥するものではなくて、習近平のいわゆる“腐敗撲滅運動”、江沢民の負の遺産(利権集団)、薄熙来、劉志軍、江綿恒(江沢民の長男:利権集団の1つを管轄)、そして最近その動静が注目される(石油利権のトップとされる)周永康らの人物列伝が主要コンセプトと言って良いだろう。

むしろ右「番付」の解説(2章)で取り上げるのは(周永康などを除くと)“小物”感があり、第3章以降の前振り的位置付けにあると言って良い。第3章から第5章において劉志軍、周永康、江沢民ほかの権力構築プロセス、権力獲得と出世のための闘争・保身・閨閥、共産党独裁政権の歴史構造的的腐敗が臨場感ある筆致で展開される。またウイグル問題に就いても、政治・経済的側面から詳細に解説しており(第4章:156〜167頁など)興味深い。著者は習近平の“腐敗撲滅運動”に代表される政策を「毛沢東回帰」(18頁ほか)と評し、「虎もハエも同時にたたく」と言うスローガンの、「虎」とされる周永康(ひいては江沢民)らの摘発への観測(第5章:186〜193頁ほか)なども展開する。この周永康に係る“虎退治”の実現性について、著者は「外堀を埋められた」として肯定的に観ている(192頁)。これについては『Newsweek日本版

深い脱力感と、絶望に似た哀しみを覚える。やはり日本の国益の為には、日本は中国と距離を置かなければならない。。仕事で上海に駐在する身ではあるが故に、尚更現地の中国人の無知蒙昧さ、公共心の乏しい暮らしぶり、拝金主義の権化の様な生き様に、とても共感などは出来ないのが本音。この国は未だ封建制の中にあり、歪んだ教育と国民の酷すぎる貧富の経済格差の現実を見ると、歴史の趨勢としては遅かれ早かれ、紅いソビエト連邦が崩壊した様にいつの日か同じ現象が此処で起こるであろうと痛感する。

面白く読ませていただきました。
がしかし、私は、中国で、現在働いていまして、何か複雑な気持ちになります。
中国共産党の腐敗とそれに関わる企業の腐敗は、数字で示すと、もう、どうしもないな!

と改めて思いました。そして、

「もう、ダメだな、、、この国は、、、」と確信しました。

何も救いがない気がします。毎年、千人近い、党幹部、元国有企業幹部が、
不正な金を持ち逃げしている、、、毎年40兆円ほど、、、いったいどうなっているのか!

私は採用もやっているので、女性の方を雇う場合、まずキレイな方だったら、どこかしかの社長が、
面接で、「俺の愛人になるか」と言われたなど、考えられない話しを良く耳にします。
もちろん、採用後に、こっそり打ち明けてくれますが、、、

中国は開放経済から、今まで30年間突っ走ってきました。その途中、道徳、倫理は、置き去りにされ、
金、金、金だけになりました。経済規模は、でかいですが、中身がない、「ハリボテ経済」になりました。

ただ、どうしようもない国ですが、中国人の方の中には、真面目に働いている人もたくさんいます。
その人達が、日本以上に恵まれない現実があります。今は、「経済発展」で、夢=お金を得るがありますが、
それがなくなったら、どうなるのか?

中国で生きるのは大変です。指導者は、汚職をやってはいけない!賄賂なんて最低だ!と言いますが、
その当人自体が汚職をしまくっているからです。
政治が全ての国で、正義や真実は、ゴミと一緒なんです。

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