金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫) の感想
参照データ
タイトル | 金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 金子 みすゞ |
販売元 | 角川春樹事務所 |
JANコード | 9784894563865 |
カテゴリ | 文学・評論 » 詩歌 » 詩集 » 近代詩 |
購入者の感想
金子みすゞの作品は、多くの童謡詩人の作品のように「可愛らしく」「微笑ましく」というのとは少し違います。中勘助の小説のような素朴さもある一方、どことなく寂寥感に溢れ、またあるときは突然「死」を意識させるなど、陰影に富んでいる異色の童謡です。
金子みすゞは望まぬ結婚をさせられ、夫に性病をうつされ、断筆させられ、さらに離婚後子供を奪われそうになり自殺しています。彼女の作品をその悲惨な人生と切り離して考えることは出来ないでしょう。
金子みすゞは望まぬ結婚をさせられ、夫に性病をうつされ、断筆させられ、さらに離婚後子供を奪われそうになり自殺しています。彼女の作品をその悲惨な人生と切り離して考えることは出来ないでしょう。