なぜ生きる 2 の感想

「なぜ生きる」の第１弾を持っており、第２弾が出たので購入。
何のために生きるのか？生きる意味はあるのか？という問いに対し、第１弾は、世の中のいろいろな人生論を掘り下げ、そこから親鸞聖人の教える人生の目的を紹介する内容であった。
「人生に目的はあるのか？」という問いに「ある」と答えた第１弾を読めば、「では、どうすれば人生の目的を達成できるのか？」という疑問が出てくる。それに答えたのが第２弾の内容。
まだ、第１弾を読んでいない人には、第１弾から読んだ方がよいとお勧めしたい。

私はこの著者が会長を務める親鸞会に長年所属してきました。

親鸞会では、常に多額の献金と強引な勧誘をするように言われ続けてきました。

それは雑誌などでも取り上げられる程の異常な行為です。

なぜそれを私も長年してきたのかと言えば、この本の主題である三願転入論が正しいと思ってきたからです。

ところが、ここにあるレビューとコメントを見て、高森さんの言う三願転入論が、親鸞聖人の教えを曲解していることに気が付いたのです。

えむさんのレビューについたコメント欄での論争
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めんまさんのレビューについたコメント欄での論争
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fjalgaさんのレビューについたコメント欄での論争
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新人太郎さんのレビューについたコメント欄でのたんぽぽさんとの論争

著者は浄土真宗親鸞会という新宗教教団の会長さんです。でもそのことは奥付にも一言も書かれていません。なんででしょうね。
書いてある内容は浄土真宗の教えをかなり曲解したものです。これを購入する人はくれぐれもこれが普通の解釈だとは思わないでください。いわゆる「救われるためには善をしなければならない」というのが筆者の主張ですが、私の知っている親鸞会（会長が著者）の信者さんによると、その「善」の中身というのは教団への「お布施」と「信者勧誘」です。
それはそうと、レビューを見てみますと絶賛している人の殆どはこの本のレビューしか書いていません。複数のレビューを書いている人も同じ著者の本ばかりです。前作「なぜ生きる」は信者を使って大々的に買い入れをしてベストセラーにしていましたが、今回も同じことやりそうですね。
買ってはいけない本です。