ぺんてる グラフ1000 フォープロ 0.5mm PG1005 の感想

1986年発売と云いますから、発売20年以上のロングセラーですね。
累計1000万本出荷記念の限定モデルまで登場し、詳しい方なら超定番として浸透している名品です。
製図用と謳っていますが、一般筆記、絵やイラストなど普通の使用でも優れた使用感を与えてくれます。

ペン最先端のガイドパイプ以降、黒く塗られた口金と軸は、ペンを走らせていて目の邪魔になることがなく、ペンの存在を五月蠅く感じることが有りません。
加えて、製図用の特徴である長いガイドパイプと口金形状が、書く部分の視界を広く確保してくれるので実に快適です。

若干ペン先寄りの重心は絶妙で心地よく、金属とゴムの小突起が融合したグリップは、指に不快な感触を与えず適度なホールド感があり、適度な軽さと若干細めの軸径は、ペンの存在を強く主張したりする事もありません。
芯から軸に至る剛性も高く、芯がぐらつくなど皆無です。

派手さは全くありません。
100円のシャープペンが売られる中「定価1000円のシャープペン」といった豪華さもありません。
振って芯が出たり、芯が回転したり、ペン先収納も芯送り出し量調整機能もありません。
けして高機能ではありません。
が・・・

間違いなく高性能です。

質実剛健　目立たないけど高性能。
そんなシャープペンです。

※重いペン、太グリップ好きな方にはお勧めしません。