キングスマン:ゴールデン・サークル 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | キングスマン:ゴールデン・サークル 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray] |
発売日 | 2018-04-06 |
監督 | マシュー・ヴォーン |
出演 | タロン・エガートン |
販売元 | 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
JANコード | 4988142359315 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション |
購入者の感想
近年リアル路線が続いているダニエル・クレイブ版007シリーズのアンチテーゼとして作られた荒唐無稽なスパイアクション映画の傑作「キングスマン」の続編。主演は前作で死んだはずのハリー役のコリン・ファース。共演者は前作からのお馴染みのメンバーの他にアメリカ組はジェフ・ブリッジスと本家007にも出演したハル・ベリーの二人のオスカー俳優とともに悪役にはジュリア・ロバーツという超贅沢な面子。
内容は前作でキングスマンとなったエグジーが麻薬組織「ゴールデンサークル」から命を狙われるところから始まり、今回も派手なアクションの連続で、特に麻薬に殺人ウイルスを仕込みアメリカ政府を脅迫する際、ロバーツ扮するボスのポピーが自分の恩赦を要求するところやウイルスの保管所が雪山のロープウエイでしかいけない研究所にあるところなどは完全に「女王陛下の007」からの引用であるし、今回も他の007シリーズの影響が多々見受けられるが、残念ながら前回ほど面白くないというのが率直な印象だ。
その一番の理由は本作の最大の魅力であるコリン・ファース演じるハリーが終盤までほとんど活躍せず、その代わりに今回キングスマンと共闘するステーツマンたちが、あまりにも頭が悪すぎるだけでなく、カーボーイ風の彼らの存在がキングスマンの英国風紳士キャラとミスマッチで、せっかく出したブリッジスやベリーもただの顔出しで終わり、最後敵の本拠地に乗り込むシーンも前回ほど盛り上がらず、ラスボスのポピーもあまりにもあっけなく殺られてしまい、最悪なのはエルトン・ジョンの存在で、衣装も最悪ながら、観ていて本当に気分が悪くなった。
結論からいえば、前作のロジャー・ムーア版007シリーズの持つ魅力を再起動させたような英国風派手で毒のあるアクション映画から、たんなるアメリカ風の偏差値貧乏なドタバタB級アクション映画になってしまったのが本作である。
今回のラストでエグジーはめでたくスエーデン王女と結婚、寿退社したので、次回作は再びハリーが主役の英国風荒唐無稽スパイアクション映画にぜひ戻してもらいたい。
内容は前作でキングスマンとなったエグジーが麻薬組織「ゴールデンサークル」から命を狙われるところから始まり、今回も派手なアクションの連続で、特に麻薬に殺人ウイルスを仕込みアメリカ政府を脅迫する際、ロバーツ扮するボスのポピーが自分の恩赦を要求するところやウイルスの保管所が雪山のロープウエイでしかいけない研究所にあるところなどは完全に「女王陛下の007」からの引用であるし、今回も他の007シリーズの影響が多々見受けられるが、残念ながら前回ほど面白くないというのが率直な印象だ。
その一番の理由は本作の最大の魅力であるコリン・ファース演じるハリーが終盤までほとんど活躍せず、その代わりに今回キングスマンと共闘するステーツマンたちが、あまりにも頭が悪すぎるだけでなく、カーボーイ風の彼らの存在がキングスマンの英国風紳士キャラとミスマッチで、せっかく出したブリッジスやベリーもただの顔出しで終わり、最後敵の本拠地に乗り込むシーンも前回ほど盛り上がらず、ラスボスのポピーもあまりにもあっけなく殺られてしまい、最悪なのはエルトン・ジョンの存在で、衣装も最悪ながら、観ていて本当に気分が悪くなった。
結論からいえば、前作のロジャー・ムーア版007シリーズの持つ魅力を再起動させたような英国風派手で毒のあるアクション映画から、たんなるアメリカ風の偏差値貧乏なドタバタB級アクション映画になってしまったのが本作である。
今回のラストでエグジーはめでたくスエーデン王女と結婚、寿退社したので、次回作は再びハリーが主役の英国風荒唐無稽スパイアクション映画にぜひ戻してもらいたい。