マドンナ古文単語230 パワーアップ版 (大学受験超基礎シリーズ) の感想

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初版が1996年と随分昔からある有名な古文単語帳。私が受験生だったころも皆さんがおっしゃるように、「収録単語数が少なすぎるから使えない単語帳だ」と言っていました。
しかし、一向に人気の衰えることがない単語帳なので、気になって購入して一から真面目に読んでみました。その感想を。
　　
　　
☆良い点☆

① 300語以上収録されている
表紙にマドンナ古文単語230と書いてあるので、一見すると230しか入ってないように思われます。
しかし、実際は合計収録単語数は300を超えています。収録単語数が230しかないとおっしゃっている方はちゃんと読んでいないのか、購入せずにパラパラ本屋で見ただけなのか、そもそもタイトルだけで判断した方なのでしょう。適当なレビューは著者に失礼です。

②イラストが見易い
他の単語帳にないくらいカラフルで、大変見易いです。モノクロだとどうしてもやる気が出ないという方には良いかもしれません。

③単語カードが付いている
単語カードは自分で作れば良いのですが、なかなか手間がかかります。効率よく勉強するためには、時間を無駄にしないことも大切です。
　　
　　
◇残念な点◇

①例文が参考にならない
おそらく教えていない単語が出る例文が多くなることを恐れて、あえて現代語の文章内に古文単語を入れる形を取ったのだと思いますが、いまいちこのやり方はわかりやすいと思えません。河合塾の単語帳でもこのやり方のものがありますが、やはりわかりにくいです。
古文単語の例文は古文の文章のまま載せた方が確実に力になると思います。
横に訳を載せておけば心配はいらないです。

②動詞の活用の種類(〜行〜段)が書かれていない
ある程度、古文を理解できている人からしたら問題ないですが、古文初学者からしたら大切なことなので記載すべきでしょう。

③単語カードの切り離しにくさ（笑）