ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫) の感想
参照データ
タイトル | ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | フリードリッヒ ニーチェ |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480080813 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 全集・選書 |
購入者の感想
ニーチェへの入門は「道徳の系譜」か「善悪の彼岸」が適当だろう。
「ツアラトウストラ」はわかる人にはわかるが、わからなくなると
とことんわからなくなる。
「深淵を覗く時、深淵も君を覗きこんでいる」という有名な言葉は
「善悪の彼岸」にある。ニーチェはまさに深淵を覗きこんで、深淵
に覗きこまれ、それに呑まれまいと絶望的な戦いをしている。誰も
その挑戦を理解できなかった。これは深淵への旅から帰ってきた
ニーチェの報告書である。それだけに、この書物は消化不良を起こす
と激しい下痢か嘔吐に見舞われるから要注意。ニーチェ自身も言った。
「読者に期待するのは丈夫な歯と胃袋だ」(「悦ばしき知識」)
「ツアラトウストラ」はわかる人にはわかるが、わからなくなると
とことんわからなくなる。
「深淵を覗く時、深淵も君を覗きこんでいる」という有名な言葉は
「善悪の彼岸」にある。ニーチェはまさに深淵を覗きこんで、深淵
に覗きこまれ、それに呑まれまいと絶望的な戦いをしている。誰も
その挑戦を理解できなかった。これは深淵への旅から帰ってきた
ニーチェの報告書である。それだけに、この書物は消化不良を起こす
と激しい下痢か嘔吐に見舞われるから要注意。ニーチェ自身も言った。
「読者に期待するのは丈夫な歯と胃袋だ」(「悦ばしき知識」)