ヤエル・ナイム の感想
参照データ
タイトル | ヤエル・ナイム |
発売日 | 2008-03-26 |
アーティスト | ヤエル・ナイム |
販売元 | Warner Music Japan =music= |
JANコード | 4943674079445 |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ポップス |
購入者の感想
フランスの女性シンガーソングライター、ヤエル・ナイムの2ndアルバムにして出世作。
2008年にシングル「New Soul」がアップルのCMで起用され一躍有名に。おそらくテレビをそこそこ見ていた人なら誰しも耳にしたはず。ノラ・ジョーンズやフィオナ・アップルとかに近い感じもするが、イスラエル出身のフランス人ということもあってかアメリカらしさがほとんどない。
本作は打楽器奏者David Donatienとの共同製作で、歌詞が英語・フランス語・ヘブライ語で歌われていたり、フォークともジャズともクラシックともつかないフワフワした音楽性だったりと不思議な雰囲気。調べてみると軍隊でソロイストを務めていたり、ミュージカル「十戒」に出ていたりと変な経歴も持っており、どこか納得してしまう。一度メジャーでアルバムを製作したが納得いかずすぐにメジャーを離れたりもしており、非常にポップセンス溢れる反面アンダーグラウンド精神の持ち主。
肝心の楽曲は「New Soul」に代表される優しい歌声と、オーガニックでフォーキーなアレンジが印象的。アルバム全体として静謐で、小さな部屋で歌いかけているよう。メロディは抜群に美しく、いい意味でポップ。それに対して曲の無国籍なアレンジと少し挑戦的なミックスが彼女の個性をさらに唯一無二にしている。「New Soul」の他にもブリトニー・スピアーズ(!)のアコースティック・カヴァーが入っていたりと飽きない内容。
決して弾けるようなポップスアルバムではないが、ゆったりとリラックスして聴くことができる。複雑な音楽にちょっと疲れた時なんかに聴くと心に沁み入る名作である。ただの女性歌手だと思うなかれ。
2008年にシングル「New Soul」がアップルのCMで起用され一躍有名に。おそらくテレビをそこそこ見ていた人なら誰しも耳にしたはず。ノラ・ジョーンズやフィオナ・アップルとかに近い感じもするが、イスラエル出身のフランス人ということもあってかアメリカらしさがほとんどない。
本作は打楽器奏者David Donatienとの共同製作で、歌詞が英語・フランス語・ヘブライ語で歌われていたり、フォークともジャズともクラシックともつかないフワフワした音楽性だったりと不思議な雰囲気。調べてみると軍隊でソロイストを務めていたり、ミュージカル「十戒」に出ていたりと変な経歴も持っており、どこか納得してしまう。一度メジャーでアルバムを製作したが納得いかずすぐにメジャーを離れたりもしており、非常にポップセンス溢れる反面アンダーグラウンド精神の持ち主。
肝心の楽曲は「New Soul」に代表される優しい歌声と、オーガニックでフォーキーなアレンジが印象的。アルバム全体として静謐で、小さな部屋で歌いかけているよう。メロディは抜群に美しく、いい意味でポップ。それに対して曲の無国籍なアレンジと少し挑戦的なミックスが彼女の個性をさらに唯一無二にしている。「New Soul」の他にもブリトニー・スピアーズ(!)のアコースティック・カヴァーが入っていたりと飽きない内容。
決して弾けるようなポップスアルバムではないが、ゆったりとリラックスして聴くことができる。複雑な音楽にちょっと疲れた時なんかに聴くと心に沁み入る名作である。ただの女性歌手だと思うなかれ。